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Wu Yen(英題)のXXXXXのレビュー・感想・評価

Wu Yen(英題)(2001年製作の映画)
3.7
アニタ・ムイ、サミー・チェン、セシリア・チャン主演の時代劇コメディ。監督はジョニー・トーと、ワイ・カーウァイ。
某動画で見つけてしまい、香港公開から22年ついに鑑賞!

主人公の名前がタイトルになっています。サミー・チェンは、本来ならほんとに美しい女性なのに、大きいアザが顔にあるせいで、虐げられている女性。男装の麗人である、アニタが彼女を見初めて...って作品。

アニタが祖先の役と男装の麗人の二役を演じています。アニタ・ムイは『奇蹟/ミラクル』『酔拳2』で見せた様なトンデモお笑い演技を熱演!

ほんのりレズビアン映画っぽくて、アニタはトランス・ジェンダーみたいな立ち位置だし、LGBTっぽい要素があると思います。

何ぶん日本では完全に無視され、未ソフト未配信の為、広東語音声と中国語字幕だけだと、細かいギャグや物語のディティールがよく分からなかったのは、ご容赦頂きたい!
あらすじを書いてるサイトすら見つからず、中国語のwikiを必死に解読しました💦

ジョニー・トーのいつものハードボイルド映画とは違い、チャウ・シンチーの映画っぽい、ドタバタコメディでした。
香港では2001年旧正月に公開されて、ヒットを飛ばしたそうです。

サミー・チェンはアンディ作品で知られていて、セシリア・チャンはチャウ・シンチー共演の代表作『喜劇王』だけでなく、実はニコラス・ツェーの元奥さんで、離婚してからはあまり表に出てこなくなったんです。

日本ではあまり知られてないけど、ニコラス・ツェーはバツイチです!!😭
息子も中学生くらいだったと思う。

アニタ・ムイは、この頃ガンが発覚してしまいますが、死の直前まで仕事を続けます。2003年年末に帰らぬ人になりますが、この2年後に病魔に蝕まれると言う残酷な結末を、微塵も感じない女優魂に感動しました。レスリー・チャンとアニタ・ムイは失われた香港の光です。

日本では、見ることが出来ないのが悔しい。JAIHO辺りで配信熱烈希望!
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