正直どうコメントしたらいいんだって思いながらの鑑賞だった
アメコミ的激アツ展開マシマシだけど、現実っぽいリアリティラインにキャラクターを放り込む「アメコミ映画」っぽさはほんと薄れたというか
アメコミわちゃわちゃシリーズ物としてはファンサで及第点行ってるけど1本の映画としてはひとつの筋にあまりにも欠けているようにすごく思った
前半は正直退屈すぎて寝た、モーフ?みたいな展開はほぼ見てない なんか言ってたな的な印象 3本目で擦るネタでは無さすぎた
でもヴェノムの散り際はほんと満点だった
自由の女神やエリア51といった記号によって時代の夢の終わりを演出するのはすごくいいと思った
こんなサービスシーンでギトギトの映画にちゃんとメッセージ性が込められてるのは意外というか
仮にヴェノムが望み通り自由の女神を見れたとして、変わり果てエリア51への憧憬も無くなったこの時代において、その自由の女神は「よそ者」であるヴェノムを歓迎していただろうか?みたいな問いを残して終わるのは実は1本の映画としてちゃんとしてるんじゃないかとも思った
そういう意味でエディが現実に帰るラストと「映画が現実に帰る」ラストはしっかりリンクしてるし、リアリティラインが現実にちゃんと帰って終わったのかもしれない
まあそういう視点で見てしまったので最後のヌルは本当に興ざめだった・・・