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クリード 過去の逆襲のJIZEのレビュー・感想・評価

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)
3.5
"アドニス・クリード"の前に出所したかつての親友が18年ぶりにボクサーとして現れアドニスの愛する者たちへと牙をむく。今回敵対する真の相手は"少年時代の不和の闇"。また『クリード(15.18年)』シリーズの第3弾で、今回は主人公アドニスの少年期の重大な過ちがテーマとなる。シルベスター・スタローンが製作に名を連ねたりマイケル・B・ジョーダンが監督兼任という偉業もシリーズを重ねるに連れ厚みをだしているように思う。パート1や2と比較しドラマ自体にカタルシスが後退してスタローンの必要性をどうしても感じてしまったり、それら含めた完成度の失速感はやや否めないのだが、パート3にきて上述した主演俳優が初監督を務めたり逆境をはねのけるファイトの精神は骨太なシリーズへと弾みを付けてきてるよう思える。
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