『ロッキー』から『クリード』への第一歩
伝説的なボクシング映画『ロッキー』を受け継いだ『クリード』シリーズの3作目。今回は遂に『ロッキー』のレッテルを剥がし、「クリード・レガシー」の始まりをも描いた作品。監督はマイケル・B・ジョーダンが自ら担当し、シルヴェスター・スタローンはプロデューサーのみの参加。
今回もボクシングシーンは圧巻。特に本作はIMAX撮影のため、没入感は異次元。正にその場にいるような感覚になるのが面白い。ストーリーのドラマ性は前2作と比べて質が落ちているものの、分かりやすいストーリーでストレスなく鑑賞できます。
ジョナサン・メジャース演じるデイムのパワー重視威圧感は凄まじいもの。彼のパンチは一撃モノです。キャラクター的にも『ロッキー3』のクラバーで、いかにも「悪」な存在。実際に最近、メジャースはDV疑惑で逮捕されてしまったので、実生活でもデイムだったのかなと思ってしまいます。
ですが、やはりロッキーの不在はかなり寂しいもの。アドニスのセコンドはロッキーしかいません。また次回作があればちょっとだけでもいいのでロッキーの姿が見たいものです。