クリードシリーズ3作目。今作はマイケル・B・ジョーダンさんが監督デビュー。更に主演に製作と気合のこもった作品。
シリーズで初めてロッキーが登場しない作品でもある。
シルベスター・スタローンさんは製作に名を連ねていて、まだまだ作品に関与しているアピールはあるものの…名前は下の方だしもしかすると名前貸しな可能性もあるかな…。
個人的にはクリードって生意気さとプライドの高さが鼻についてあまり好きな人物像ではないのですけど…。
やっぱり「ロッキー」ルーツのボクシング映画なのでやっぱり気になってしまいます。
今回も過去の亡霊と負い目からの宿敵感を演出していますが、、過去2作の因縁とは違い後出し感が強くあまり熱いものは感じません。
実際にロマチェンコっていうボクサーがデビュー戦でタイトル戦だった気がするけど、ロデビュー戦でいきなりタイトル戦なんてやっぱりよっぽどだしボクシングがなんたるかはクリードが1番分かってるのになぁ…。そもそもディミアンはプロライセンス持ってたんか?過保護もいいとこでチャベスの母親がウザすぎて閉口…。
相変わらずマイケル・B・ジョーダンさんの彫刻のような身体はスゴく仕上げてるなぁ感いっぱい。パンチがボディに当たった時の肉の揺れなどカメラワークは巧み。
ヘビー級のパンチの重さを表現する重い音もグッド。
お決まりのトレーニングシーンはやっぱり分かっていてもテンションが上がる。
煽り映像はそれっぽくて良かったし、少年漫画のノリだけど漢は拳で語り合うもやっぱ好き(笑)
大きな爆発力は無かったけれどボクシング映画として、一通り揃ってはいて普通には楽しめる作品と思います。