爆裂BOX

ピラニア 3Dの爆裂BOXのレビュー・感想・評価

ピラニア 3D(2010年製作の映画)
4.1
「クロール 凶暴領域」よりも前にアジャ監督が手掛けたアニパニ映画ですが、こちらはおっぱいと強烈グロ盛りだくさんのアニパニとしてもバカ映画としても大傑作ですね。
冒頭から「ジョーズ」のマット・フーパー役でリチャード・ドレイファスを出演させてアッサリ餌食にする展開でニヤリ。
そこからしばらくはピラニアを小出しにしていく所も80年代っぽくていいです。
そしてそれを補うかのようなオッパイ祭りがいいですね。水中遊泳のシーンはアートっぽくて綺麗でした。
中盤からの大虐殺フェスティバルは大盛り上がりでした。ピラニアに食い千切られるだけでなくワイヤー切断死やボートやスクリューの事故等惨劇のバリエーションも多彩で「アジャ監督やるう!」と唸らされました。血塗れの負傷者達で溢れる映像は「プライベート・ライアン」を彷彿しちゃいました。ピラニアが○○○を喰って吐き出すシーンは爆笑しちゃいました。よくモザイクかからなかったなぁ。
キャストもエリザベス・シューとクリストファー・ロイドの「BTTF」組が懐かしいです。特にロイドはドクのまんまでしたね。ヴィング・レイムズもいい仕事をしてます。スクリュー無双のシーンはブレインデッドを彷彿させました。どうみても死んでる感じだったけど続編にもでるみたいですね。ジェリー・オコンネルのノリノリのポルノ監督も面白かったです。死に際の一言もまた(笑)よっぽど見たかったんだね。ノリノリといえばイーライ・ロスもその死に様まで見事でした。
吹き替えキャストも豪華でした。三石さんの「君の○○にお仕置きよ!」はかなりの名言(笑)出川はもっとギャグ混ぜてくるかと思ったら意外とちゃんと吹き替えしてたのが意外でした(笑)
最後のオチも最高です!まあ、あれがでてこなくてもあそこのピラニア退治しただけでもっと他の場所にもうじゃうじゃいるから全然収集ついてないけどね…あのオチからピラニア巨大化させていく「メガ・ピラニア」展開も見てみたかったですね。
本当血塗れとおっぱいだけの様な映画ですが、こういう映画を最高に面白いと思える自分の様な人間にとってはどんな超大作よりも傑作でした。