ガブXスカイウォーカー

ピラニア 3DのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ピラニア 3D(2010年製作の映画)
4.0
《あらすじ》
高校生ジェイク・フォレスター(スティーブン・R・マックイーン)は巨乳のガールフレンド、ケリー・ドリスコル(ジェシカ・ゾア)と共に、ヴィクトリア湖に突如出現したしたピラニアの群れに立ち向かう。

じつにわかりやすい設定とストーリー。終始コメディタッチで、ステレオタイプの登場人物たちもみんな軽口ばかり叩いていておかしい。なんと言っても、水着の美女たちが画面狭しと出まくるのはたまらない。

それでいて人喰いピラニアの恐怖をド派手なスプラッタ―描写でばっちり盛り上げてもくれる。湖で大勢の若者たちが次々とピラニアに食い殺されたり、逃げるボートに跳ねられたりして死んでいくシーンは残酷を通り越して、もはやギャグであり、爽快ですらある。VFXを駆使して、B級モンスター映画を見事なスプラッターギャグ映画に仕上げているのだ。これだよ、これ。こう言う、下品でくだらない映画を観たかった。

残念なのは、今作の最大の売りである3D映像を現在、家庭で観賞するには、プレミア値のついた3D用BD(絶版)を購入せねばならないことだろう。もちろん、通常の2D映像でも充分に楽しめるので問題はない。

今作はとにかく頭を空っぽにして、人喰いピラニアと美女たちのオッパイを楽しめる快作なのだ。個人的には大満足。

日本語吹き替え版は
ジュリー・フォレスター保安官(エリザベス・シュー):三石琴乃
ノヴァク・ラドジンスキー(アダム・スコット):小山力也
デリック・ジョーンズ(ジェリー・オコンネル):東地宏樹
ファロン保安官代理(ヴィング・レイムス):出川哲朗
ケリー・ドリスコル(ジェシカ・ゾア):坂本真綾
ジェイク・フォレスター(スティーブン・R・マックイーン):櫻井孝宏
ダニー(ケリー・ブルック):白石涼子
ローラ・フォレスター(ブルックリン・プルー):釘宮理恵
ゼイン・フォレスター(セイジ・ライアン):田村ゆかり
コンテスト司会者(イーライ・ロス):勝杏里
カール・グッドマン(クリストファー・ロイド):穂積隆信
マシュー・ボイド(リチャード・ドレイファス):柴田秀勝

「なぜここまで?」と言うくらいに豪華な声優陣。とくにクリストファー・ロイドの声が定番の穂積隆信なのは嬉しい。おまけに芸人の出川哲朗まで声優出演している。
大判振舞で4.0。