つるみん

見知らぬ隣人のつるみんのレビュー・感想・評価

見知らぬ隣人(2022年製作の映画)
3.4
【404号室】

〈韓国映画399本目〉

酔っ払って起きたら、見知らぬ部屋に居て、そこには死体が…。

ヨム・ジホ監督の処女作となった本作は富川国際ファンタスティック映画祭にて2冠を獲得した注目作。93分という短尺で、映画のほとんどを部屋の中で描くという制限がある中で、韓国社会を表した資本主義に焦点を当て広げ、膨らましていく所には脱帽。

自分の未来とお金に為に悪事に心が揺れ動く若者のリアルな心情がそこには描かれていた。まさに迷走。

サスペンス要素に関しては余りにもありきたりな展開なので、期待をし過ぎると痛い目に遭うが、前述した裏テーマも付随していたので、インデペンデントの映画としては、まあまあといった所か。
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