初めてみるとかげのしっぽについて教えを請いに来た息子に対し、主人公の伊原直人(重岡大殻)は「とかげのしっぽを埋めて呪文を唱えればしっぽからとかげの本体が生えてくる」とからかいながら嘘を教えてしまう、この軽い冗談が一戸建てを購入し典型的な家族として幸せの絶頂だった伊原家へ恐怖を招くとは直人にはその時気づきもしなかった、すぐに交通事故で妻の美雪は死亡し息子の春翔は一時的に呼吸が止まるも奇跡的に生還する、生還した春翔は死亡した母の復活を願って母の遺体から指をもぎとり土に埋めていいかと直人に尋ねるのだった・・・というお話。
伊原家だけの話じゃなくてもうひとりの主人公倉沢比呂子(橋本環奈)のエピソードが途中からメインとなり次第に呪いの全貌に近づいていく構成、途中でてくる霊媒師の大門謙信のあのうさんくささ嫌いじゃないけど、想定された結果にとっても残念です(笑)
ホラー映画の顔とも言える呪いの本体は怖さよりも奇抜な様相に恥ずかしさがこみ上げてきます、橋本環奈の驚き顔が一番印象に残りましたね。
一番の驚きはプロデューサーが知っている人でした。
映画.com参照
「リング」「スマホを落としただけなのに」シリーズの中田秀夫監督が橋本環奈と重岡大毅(ジャニーズWEST)を主演に迎え、作家・清水カルマのデビュー作である同名ホラー小説を映画化。
伊原直人は愛する妻・美雪や息子・春翔とともに幸せな生活を送っていた。しかし突然の悲劇が一家を襲い、美雪は帰らぬ人となってしまう。直人の元同僚である映像ディレクターの倉沢比呂子は、直人の家で庭の盛り土に向かって「エロイムエッサイム」と奇妙な呪文を繰り返し唱え続ける春翔の姿を目撃する。その呪文は「トカゲのしっぽからトカゲが生えてくるか?」という春翔の他愛ない質問に、直人が冗談で教えたものだった。子どもの純粋な願いは恐ろしい怪異を呼び覚まし、比呂子と直人に襲いかかる。
「貞子」「青くて痛くて脆い」の杉原憲明が脚本を担当。堀田真由、倉悠貴、長谷川忍(シソンヌ)、猪塚健太、MEGUMI、清水ミチコ、新納慎也らが共演し、怨霊となった美雪をファーストサマーウイカが特殊メイクを施して演じている。
2023年製作/110分/PG12/日本
配給:東映
劇場公開日:2023年9月8日