片腕マシンボーイ

ヨドンナの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

ヨドンナ(2020年製作の映画)
3.6
長居はしないと思うけども東映特撮ファンクラブに入ったからさっそくヨドンナ様のん観てみたぞ!ぺろぺろ

ヨドン皇帝に裏切られて死んだヨドンナやが、なんやかんやあって幽霊として現世に帰ってきたぞ!あとは誰かの身体に寄生し生命エネルギーを吸い取って完全復活を果たすんだ!
って事でじゅうるの生命エネルギーを奪いにやってきたんやが……なんやかんやあって柿原さんの身体に寄生してしまったぞ!おまけに柿原さんがなんやかんやあってヤクザに狙われることに!柿原さんに死なれたら困るヨドンナは柿原さんと協力してヤクザと戦うことになったぞ!
って話

いや〜、まさかヨドン皇帝の分身として暴虐の限りを尽くし、キラメイジャー達を散々苦しめた悪の化身ヨドンナ様が!じゅうる(キラメイレッド)の彼女柿原さん(普通の女子高生)と一心同体の協力関係になるとはね!しかもヨドンナってば柿原さんと共に過ごす事で喜怒哀楽の感情を知り、なんなら友情にまで芽生えていくんよ!ひゃー!

うん、そうね、キラメイジャーってば正直全然ハマってなかったんやが、数少ない見どころは水石亜飛夢くん演じるキラメイブルーと、悪のヒロインであり本作の主役ヨドンナ様やと思うんよねぇ!特にヨドンナ様の傍若無人な振る舞いと騎馬鞭を振るう勇姿にはマシンボーイの全Mっ気が身震いする素晴らしさやしね!そんなヨドンナ様のメイン作品とか!ずっと気になっていたんやが、東映特撮ファンクラブ入らなきゃ観れんヤツやったから満を持してよ!ぺろぺろぺろぺろ

しかしよ、悪行の限りを尽くしたヨドンナ様が主人公とか……世界がヨドンナ様の手に堕ちんとハッピーエンドならんくね?思ったんやが、まぁなんと良くできた脚本よ!死んだヨドンナが蘇る為には柿原さんを守らなければならんし、そんなガールミーツガールなら友情が芽生えんのが必然、いくらヨドンへイムの非情なブラック上司ヨドンナとはいえ、その必然からは逃れられんかったのよねぇ!
くぅ…喜怒哀楽の意味を知ったヨドンナ様は一層魅力が増していてね!特に喜と楽を知ったヨドンナ様には一層鞭打たれてみたいよね!ってマシンボーイのキュンも弾けっぱなしジャーマンスープレックスよぉ!(キラメイジャー放映時にリアルタイムで観ていたちびっ子は絶対将来M男率高い気がするよねぇ)
脚本の妙といえば、柿原さんの脳内空間に同居するヨドンナ様がね、柿原さんが敵に囲まれピンチになると身体を乗っ取り登場するんですがね……、なぜか身体が入れ替わる為にはヨドンナ様が柿原さんにチュウをしなければならないんですわぁ!ぺろぺろ、いや〜マシンボーイもヨドンナ様に身体のっとられてみたいもんやね!

しかもよ!しかもよ!本作の凄いところは悪の幹部であったヨドンナ様が主役!ってとこだけではないんよなぁ!なんと柿原さんを狙うヤクザの幹部の中に……島津健太郎と伊澤沙織がいるんよね!あ…ヤクザと敵対するチンピラで伊澤沙織に蹴り殺される役でジャッキーちゃんもいたよ!ぺろぺろ
まぁ大ボスはウルトラマンオーブやったりするんやけどね、そんなんはどうでもいいんよ、島津さんは何度もヨドンナ様に挑み、その度に血を吐き倒れる役で最高やったしやね!(3回も血反吐っていたよ!ぺろぺろ)、伊澤沙織も最強の敵としてかなり活躍したんやが……さすがにヨドンナ様じゃ相手が悪かったよなぁ
ところで、島津さんはキョウリュウジャー繋がりやからわかるが、伊澤沙織は……坂本浩一監督の作品やからやっぱりスタントマン同士の繋がりがあるんかなぁ?

ちなみにこのヤクザ達はメイド喫茶を経営しており、客を攫って臓器を摘出してしまう!っつ〜極悪っぷりなんやが、メイド喫茶って事でメイド服の女の子達が摘出手術してくれる親切仕様!あれ?このメイドさん見たことあるな……思っていたら「はだか拳」シリーズの鉄子役の子か!よくよく考えたら「はだか拳」も東映やったな
んでもって、なんでわざわざ舞台をメイド喫茶にしたかって言うたら、ただただヨドンナ様にメイド服着せてバトルさせたかっただけなんやろなぁ!っつ〜のが正直で最高やね!



まぁ、そんなこんなで素晴らしい作品やったんやが……
なんとこの「ヨドンナ」シリーズには幻の3作目があり!(「ヨドンナ1」と「ヨドンナ2」併せてフィルマで言うとこの「ヨドンナ」、3作目は「ヨドンナ3 ヨドンナのバレンタイン」)そちらはFilmarksには登録されてないみたいやからば一緒にレビューしちゃうってばよ!



な、なに〜、柿原さんの元を去ったヨドンナ様が次に取り憑いたんは……森日菜美ちゃんやとぉ!ばんざーい!ばんざーい!

前作で喜怒哀楽の意味を知ったヨドンナ、そんなヨドンナに地獄の番人さんが、あと愛情の意味を知ったら生き返らせてやろう!って事で再びヨドンナは幽霊として現世にやってきたぞ!って話

そうね、森日菜美ちゃんといえば、「機界戦隊ゼンカイジャー」で海賊一家の長女フリント・ゴールドツイカー役でマシンボーイを虜にした笑顔がキュートな次代の人気女優なわけですが、この3作目では日菜美ちゃんに取り憑いたヨドンナ様が日菜美ちゃんのエスコートで愛情の意味を知っていく!っつ〜All You Need Is Love映画なのであります!ぺろぺろぺろぺろ
そうね!なんと本作の日菜美ちゃんは映画オタクっつ〜素晴らしいキャラでしてあんな映画やこんな映画……風のコスプレが非常に可愛らしく!ヨドンナ様も巻き込まれ式にコスプレで、とても素晴らしい特撮アイドル映画でしたね!

さらに!ヨドンナ様に愛を教える為に日菜美ちゃんが選んだ映画っつ〜のが、キラメイブルーであり人気俳優でもあるしぐる主演でしてね……そう!マシンボーイの大好きな水石亜飛夢くんですよ!
あれ…しぐるって時代劇スターのイメージあったんやが、こんな青春ラブコメ出るんやぁ、っかヒロインはなんで三島一八や草薙京みたいな指なし手袋してんのや?
あ!忘れてはいけない!ヨドンナ様に無謀にもナンパするイケメン役はマシンボーイがこれまた大好き!「仮面ライダーリバイス」のかりさん役の濱尾ノリタカくんやったぞ!ばんざい!

まぁそんな風に恋愛映画を見たり、ナンパをあしらったり、また謎に日菜美ちゃんとキッスしたり、デートをしてみたり、恋愛経験を重ねていくヨドンナ様、そしてほんとの意味での愛情を知った時、
ひゃー!まさかの胸糞展開が襲ってくるのであります!ガタガタガタガタ……
いや〜これはまぢ「セブン」とか「オールドボーイ」とかに並ぶ感じの胸糞ドンデン返し映画でして、いや…まったく予想だにしなかった展開だけに余計にダメージは大きいんよ、うむ、そこまでのキュンな展開にホクホクのマシンボーイもまぢあまりのショックにちょっとだけチビったかもしらんのよね

うむ……これ以上書くとうっかりネタバレしそうやからばもうやめとこ、とにかくヨドンナ様ファンにはもちろん、柿原さんやフリントちゃんファンも必見なシリーズなんやが、3終盤の衝撃展開はまぢ胸糞悪いから覚悟して観てくれよな!ただ怒り心頭なヨドンナ様の新フォームはめちゃめちゃカッコよかった!


ところでこの「ヨドンナ」はFilmarksやと映画に区分されているけど、東映特撮ファンクラブのオリジナル作品ってどうやってドラマと映画にわけているんやろ?濱尾ノリタカくん演じるかりさん主役の「仮面ライダージュウガvs仮面ライダーオルテカ」はドラマに区分されていてね……、本作と同じ前後編なんやからば、できたら映画区分にして欲しいのよなぁ!(ドラマのタイムライン消してるから面倒いだけ〜)