ドクバリ

お熱いのがお好きのドクバリのレビュー・感想・評価

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)
3.9
面白かったです。
多分、マリリンモンロー出演作品を観たのは初めてで、てっきり日本のさして可愛くないアイドルを売り出すために作られた映画のようなノリなのかと思っていたのですが、実際のところ、映画というより演劇を観た後のような充足感のある作品でした。


🎷ストーリー
〜Googleより引用〜
禁酒法時代真っ只中のシカゴ。ギャングの抗争に巻き込まれ、聖ヴァレンタインの大虐殺を目撃した二人のバンドマン、ジョー(カーティス)とジェリー(レモン)は、ギャングの追っ手をかわすため女ばかりの楽団に紛れ込む。
🎷

劇中の時代設定が1929年のシカゴ→フロリダで、映画が公開されたのが1959年、それを2022年に日本人が観るってのはなんともカオスな感じがしますが、冒頭のかなりガチな箱乗りカーチェイスは今見ても迫力があったし、明らかにそりゃあドラッグクイーンだろってクオリティーの女装はまぁスルーするとしても、普通に起承転結のある良い映画だなぁと思いました。

そしてマリリンモンロー。
セックスシンボル、、って言葉は正直良く理解できてはいないのですが、日本の艶っぽいエロとは違い、エロい女性のヒップラインを見てピューっと口笛を吹くような体育会系の爽やかなエロは、なんだか一周回って新鮮でした。

マリリンモンローが登場するときに流れる曲がどうしても加藤茶のちょっとだけよー♪の曲に聞こえて、どうにも集中できなかったのですが、きっとエロのベクトル的にはモンローに触発されての加藤茶の曲ですよね、、きっと。(関係ないかもだけど)

それとあのププッピドゥー♪はこの映画の曲だったんですね。
これもまた椎名林檎のカバーから入っちゃってるから、時間軸の逆流が起きてる感じです。

鼻に掛かるようなマリリンモンローの話しかた(役柄?)がなんだか可愛かったです。

あと水枕で作るカクテル?、妙にツボでした。
ドクバリ

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