バルバワ

お熱いのがお好きのバルバワのレビュー・感想・評価

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)
3.9
<バルバワのシネフィルに憧れて>
私はシネフィルに憧れている。そして、私は十数年振りにインフルエンザを患っている。というわけで高熱で休んでいる時に鑑賞した打ってつけの映画は『お熱いのがお好き』だぁぁぁ!ビシッ( '口')Б

~鑑賞後~

いやぁ、インフルエンザの特効薬ゾフルーザすげぇ!熱下がったし今作も問題なく観れたし!←職場の皆、すまねぇ

あらすじはマフィアの殺人現場を目撃してしまった金無し職無しの楽団員ジョーとジェリー。二人はマフィアから逃げる為女装し、女性だけの楽団に身を隠す。そこでセクシーなウクレレ奏者シュガーと出会う。…的な感じです!

まず、なんと言ってもシュガー演じるマリリン・モンローの魅力!役柄としては アル中でダメンズの玉の輿を夢見ているどうしようもない女なんですが、そのマイナス点を補って余りある程のキュートさがありましてね…うーん嫌いじゃない、決して嫌いじゃあない!

あと主人公のジョーとジェリーのコミカルなやり取りは二人の付き合いの長さを感じさせます。まさに凸凹コンビでした。

ただ、ジョーが自分勝手すぎて…彼の横暴な命令にジェリーが渋々従い貧乏クジを引く姿なんて「職場の俺やないか…」と既視感たっぷりでした。ただ、ジョーがこんなに横暴でワガママなのは、なんでも言うことを聞いちゃうジェリーのせいでもあると思ったりしましてね…私も職場の年下女性の同僚がタメ口をきいてきたり、唐突に肩パンされたりするのも「ちゃんとガツンと言わないからだよなぁ…」と反省した次第です。←なんだこの文章


あと、今作はなりすまし型コメディのドタバタした面白さもありつつバイオレントな描写もありましてね、普通に人が撃ち殺されてて驚きました。

私は普段恋愛やラブコメ映画はあまり観ないので、時折そういうジャンルを観ると「こんなん純愛でもなんでもないや!」「こんな男(もしくは女)やめとけやめとけ!」と無粋な声援を贈ってしまいがちなのですが、そんな私も今作は純愛だと思いました。

と言ってもジョーとシュガーのことではなく、女装したジェリーに恋をする笹野高史さん似の金持ちオズグット三世の気持ちが非常に美しかったです。ジェリーが男だとわかった瞬間の一言が60年前の映画だとは思えない程進んでいました。

しかし、インフル休みなのに映画鑑賞なんてだらしない男です…職場の皆には申し訳ないのですが皆なら「誰にだって欠点はあるさ」と許してくれるはず!復帰したら遮二無二働きます!チャンチャン( ´∀`)
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