ちゃみろー

愛と哀しみのボレロのちゃみろーのレビュー・感想・評価

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)
4.7
2世代4家族の戦前から戦後の人生を通して激動の20世紀を紡いだ大作。1人2役で親と子を演じる設定が多いが、ジェームズ・カーンはアクが強いせいか結構混乱する。女優はメイクや髪型で違う雰囲気を上手く出せている。メインの4家族を取り巻くキャラクターも多いので、後半になるにつれ相関図が難しくなってくる。時代に翻弄される小さな人間の営みのひとつひとつが、意図せぬ邂逅によりまた新しい時代を作っていくというコンセプトは明確で、クライマックスのボレロの迫力にパワーが集約される構造には力強さがある。
2017.11.23 シネフィルWOWOW(録画)(字幕)
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