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愛と哀しみのボレロのbebemamaのレビュー・感想・評価

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)
3.4
名作なのに観ていない映画シリーズ。

ラヴェルのボレロが好きです。
名作なんで観たいとずっと思ってたのに、なかなか観ることできなくて、やっと鑑賞。

意外と淡々と描いている。
長回しが多くて、それが効果的。

セリフがかなり少ないのに、惹きつけられる。その代わりに、音楽と踊りで語っている感じ。
ただ、1人2役やってるので、少し混乱。

音楽等の芸術讃歌。
芸術は、自己表現。それによって苦難が癒され、生きる希望を得る。
(しかし、戦争に利用され、禁止され、犠牲にされてしまう。)

ボレロは私の中で、一滴の水が川になって、やがて大海へというイメージなんで、この、様々な人生模様を描いている、大河ドラマの様な映画は、最後にパリのあの場面を持ってきていて、私的にピッタリ。

本当に、あのボレロは感動。
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