いやはや凄い映画に出会いました。約3時間の長尺に躊躇しましたが一旦観始めたらそんなに長さは感じません。ヨーロッパ映画にありがちな、やたらと長く難解なこともありません。話もわかりやすいですし面白いです。完全にハマりました。
有名なラヴェルのボレロ。この曲、ずっと同じリズムを刻みながら段々と演奏楽器が増えクライマックスを迎えます…ってこれ映画の構成にも当てはまるような。
内容は仏独米露で暮らすそれぞれの人々を第二次世界大戦の頃から半世紀に渡りパラレルに描いた人生ドラマ。人生山あり谷あり、山が愛、谷が哀しみ、まさしく"愛と哀しみのボレロ"です。邦題は的を得てますね(原題は全然違いますが)。
完全版(288分)もあります。是非観てみたい。