ここにーる

愛と哀しみのボレロのここにーるのレビュー・感想・評価

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)
4.5
長いのでお紅茶とマカロンか何かを間に戴きたい。カラヤン、エディット・ピアフ、グレン・ミラーのビッグネームがモデルになってるから入りやすく、えげつない描写は抑えてあるので小説を読むように味わう。フランスのチャリティ会場で主要キャストらが一堂に集結するラストへ向かう際のジョルジュ・ドンの舞いに心が沸き立ち、フランシス・レイ、ミシェル・ルグランの楽曲に酔い気味になり、棚から旧いブランデーを取り出してしまう。81年作という古さを感じさせず、哀しくも最後は高揚感に浸れる名作。