走り出す筋肉と歴史。
これを映画と言うには流石に厳しいですが、その1頁目と考えると大変感動的なものとして受け取れます。
1枚1枚は写真でも、ちゃんと映像的な飛躍は果たせていて、筋肉の動きや走るという行為の躍動を感じられます。
私たちに動いていると思わせることは、静止したものしか切り取れなかった人類が、命の脈動まで切り取ることができるようになったという発展の歴史と言い換えられ、ただ走っている様子を映しているというだけに留まらない意義性を見出すことができます。
この娯楽が多様化した現代まで、時に形式を変えながら発展してきた映画という芸術、文化を讃えつつ、このレビューの〆とさせて頂きます。
馬を走らせて頂き、本当にありがとうございます。
今の自分が人生を楽しめているのも、映画があったからと言っても過言ではありません。
おそらく私の他にも、そう感じている人は少なくないと思います。
これからも走り出した筋肉と歴史を途絶えさせないよう、微力ながら私にできることをさせて下さい。
劇場に足を運び、ビデオを観て、サブスクリプションサービスを利用して、多くの人に知ってもらう活動をして、映画という最高の娯楽を楽しみ続けます。
※これに関しては、例外的に星での評価をしません。というか、できません。
把握のほどよろしくお願いします。