トランスマスター

ゴジラ-1.0のトランスマスターのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.5
♯48(2025年)Operation Poseidon
海神(わだつみ)作戦

舞台は第二次世界大戦末期の1945年の東京
主人公は特攻隊のパイロット敷島浩一
彼は戦時中大戸島の守備隊基地に着陸し、海岸で呉爾羅(ゴジラ)と対峙する。敷島は零戦に装着されている20ミリ砲でゴジラを撃てと整備兵の橘宗作に懇願されるが、恐怖にかられて撃てなかった。
それにより部隊は壊滅してしまう。
同年冬、東京へ帰ってきた敷島は、闇市で、空襲で親を失った美女大石典子と、明子に出会い、共同生活を始める。敷島は機雷の撤去作業の仕事に就き、平穏な日々を送っていたが1946年夏。ビキニ環礁で行われた米軍による核実験により、巨大化したゴジラが東京湾へ向かうことを知り木造の機雷撤去船新生丸で重巡洋艦「高雄』が来るまで足止めするよう決死の指令が下るのだった。

◆良い点/注目ポイント
・前半大戸島パートでのT-REXサイズの呉爾羅の噛みついて放り投げちゃう攻撃は、凄いCG!日本の技術は遂にローランド・エメリッヒに追い付きました。
・退役軍人のボス
駆逐艦「雪風」の元艦長である堀田辰雄のカリスマ性溢れる人柄に山本五十六元帥海軍大将の姿を見ました。
・敷島が震電のコックピットで大石典子の写真をチラリと見てから特攻をかますシーン!
私は隕石が落ちてくる映画で毎回泣いている涙腺決壊定番シーンです。

◆改善点
・戦後の家屋の街並みパートがスタジオ内なのと、蒸気船の黒煙がCGバレバレなのがとても残念でした。

◆総括
・昭和レトロとゴジラの相性抜群
GODZILLAは日本の誇れるコンテンツ
『シン・ゴジラ』とは違い少ない登場人物とシンプルなストーリーが海外でウケそうです。

漁船アセンブルが胸アツでした!

-2025年48本目-