辛ラ主義者

未来戦記の辛ラ主義者のレビュー・感想・評価

未来戦記(2022年製作の映画)
2.7
 映画始まってものの十数分で、ルール説明が終わりミッション開始というかなり早い展開。登場人物がどんな役職でどういう性格なのかとか全く飲み込めないままホイホイ話が進んでいく。中盤以降でやたら言及される「プランB」とやらが何なのか(たぶん序盤で説明があったはずだが……)思い出せず、とにかく「ルイス・クーたちが死ぬプラン」と脳内変換しながら見ていた。まあ、この説明に頓着しないスタイルは本作の美点かもしれない。

 しかしCGのテクスチャが粗く、動きがやたら軽い。FPSゲームを見ているようで、かなり気持ち悪いが、戦闘シーンになるとこの気持ち悪さが見ていてちょっと楽しい。ルイス・クーとラウ・チンワンの戦闘能力がほとんど区別できないのは惜しい。

 役者がどうこうという映画じゃないが、カリーナ・ラウは美しい。あと、ニック・チョンが登場時から異様に表情が硬く、なんか肌の色も変なので「あ、これはロボット司令官という役柄なのだな」と勝手に納得していたら、最後まで人間だった。