ケンフィー

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のケンフィーのレビュー・感想・評価

4.4
【守り続けてきた過去が洋上に浮かび上がる】

八丈島に開設された、ICPO管轄の全世界監視システム「パシフィック・ブイ」。

今回の映画では、
そのシステムで悪だくみを計画するジン、ウォッカたちは、そのシステムに組み込まれた最先端の「顔認証技術」で、開けてはいけない過去に接触し、コナンや灰原は絶体絶命のピンチに陥ります。
さらに、ボスの命令を完遂するために、別の事件も発生。

コナンは、事件を解決しながら、黒の組織から逃れることができるのか?!
水中で繰り広げられる、ミステリーに終始ハラハラしていました。

毎年、コナンの映画はロケハンを行った上で作られていて、舞台となる現地に忠実に作り込まれる描写が楽しみでしたが、
今回も八丈島の魅力が伝わり、一度行ってみたいと思いました。

機会があれば八丈島で、ホエールウォッチングしてみたいと思います。

他のユーザーの感想・評価

キャラ萌えに振り切ったとも言えるが、100億に乗せるために奥の手を切ってきた感じ。本当に素晴らしい。

灰原哀のためだったら即動くコナン、阿笠博士、蘭。そんな周りの支えを受けてあんなに死にたがっていたあんなに後ろ向きに生きていた灰原哀がある登場人物に演説するシーンは号泣必至だった。

そして、コナンの正体・想いも知っているし、蘭の想いも知っている中で灰原哀が命がけでとる行動と、命吹き返してからとる行動は「うおおおおおおお」となる。報われないからこそより愛せてしまう魅力的なキャラクターだ。声優的にシンエヴァの「私があなたと知り合えたことを 私があなたを愛してたことを 死ぬまで 死ぬまで 誇りにしたいから」シーンを想起させる。

コナンの映画はどうしても爆発満載の実質ギャグ大味映画になりがちで、黒の組織をいかにかっこよくやられさすかみたいなところもあるけど、今回は黒の組織内でも内部崩壊があったり、それぞれのキャラクターがそれぞれの思惑で動いている感じがこの映画をキャラ萌えだけに消化させない。居場所がバレたら最後という本来の黒の組織の怖さを見せてくれたのも良かった。ジンの「くそシステムが!」は声出して笑った。
ShiroT

ShiroTの感想・評価

3.9
GWといったらコナン、犯人は登場した瞬間分かった!怪しいなと思ってる動きがそのまま的中して嬉しかったっす。

テーマソングは一旦ZARDとかDEENとかに戻して欲しいところ✨
青やぎ

青やぎの感想・評価

4.7
人生コナン2作目。
まだまだよく分かってないことが多いけど、前作よりとても楽しかった!
中間にちょっと寝ちゃった。。。
GWの恒例行事にしたいなと思った。
昔のコナンも見ます。

このレビューはネタバレを含みます

おれは安室と赤井がデキてる脳でみにいったから、Love そ〜 sweetだった
iu

iuの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ジンってすごない?出てきただけで殺られる!って思う迫力ある。ウォッカポンコツすぎやろよくジンの手下で続けられてるな(笑)黒ずくめ出てくるときはいつもよりスリルあるから楽しい
けどなんか色々伏線あってどうやって回収されるんか気になりすぎた
哀ちゃんの切ない恋心泣いたし大人すぎる
結果良かった
京香

京香の感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

思ってたより微妙だった(安室透が現地に赴かなかったのもあるかもしれない)けどコナンと蘭ねえちゃんがめちゃくちゃかっこよかった
kzmiiii

kzmiiiiの感想・評価

3.7
灰原哀…
健気 かわいい いじらしい 好き
見てるこっちが切ないよぉ〜無理ってわかってても報われてほしいよぉ〜〜

映画終わったあと軽く拍手してる奴いて笑った
都部

都部の感想・評価

3.7
ミラクルキュートな科学者(サイエンティスト)である灰原哀を物語の主軸に据えた映画は今回が初となる。事実上の準主役の役目を彼女が堂々たる振る舞いにより果たす物語の様相は、黒の組織との接触が持つ危機感/緊張感を改めて発揮しながら、黒の組織の足抜け以前以後に見られる灰原哀の"変化"に焦点を当てた作劇となっており、構成要素は相も変わらず多いものの作品としての理路整然とした纏まりを着実に得ている印象。

該当人物の老若をAIの演算により特定する──灰原哀のみならず江戸川コナンまたそもそもの物語の根幹に大きく関与するシステムの争奪を巡る物語は、序盤から それにより生じる危機の規模感の共有として事更に脅威性が訴えられる為に、平和的観光日和が描写される導入から劇的の予感を感じさせ退屈しない。そこから中盤に差し掛かる前に発生する灰原哀を巡る"事件"によって物語は大きく進展して、以降 ブイで発生する殺人事件/黒の組織による灰原哀の秘密の追求と、同時進行する二つの縦軸が物語を盛り上がりに大きく帰依していたので中弛みも感じなかった。
終盤は例によって例の如く大規模な破壊を伴う展開を迎えるが、コナンと灰原の人物同士の距離関係や感情の相違が常にドラマの中心にあるため、物語に内在する繊細さを損なわずに最後まで華麗に駆け抜けている。かように堅実な序破急が徹底されていて、物語の方向性が強固であるからこそ、作中でフィーチャーされる灰原哀の物語の純度も高水準を維持出来ていたと言えるだろう。

江戸川を除く灰原哀の重要な関係者として、阿笠博士や毛利蘭の活躍に尺が割かれているのも印象的だった。近年の映画では準主役の役目を担うキャラクターのピックアップによって、その煽りを受ける形で与えられた役目を全うするに留まっていた二人だが、本作においては発明/戦闘のみならず灰原哀に対する強い情愛を感じさせる素振りが散見されるため人物の作劇上の位置エネルギーをしっかりと発揮していた。灰原哀が存在すべき場所──当人にとって重要であるそれが、相互的にそれを取り巻く人間にとっても灰原哀が重要な存在であることを担保する説得力をこれにより帯びているため劇的な展開に対する日常の暖かみはよくよく感じられる作りになっていて描写として気が効いている。

黒の組織を取り巻く物語の面白さとして、腹に一物を抱えた人間が多すぎるが故の混沌とした状況の構築があるが、ベルモット/バーボン/キールとそれぞれの理由から灰原哀を遠ざけたい三人に対して孤軍奮闘する羽目になるウォッカが今回 良い敵役(かたきやく)を演じていたきらいもある。ウォッカ映画である。作品の貢献度的にはクレジットの4.5番目くらいに記載されていてもおかしくない。それと比較するとジンの登場から全体のバランスが崩れて、いつものノリになるのが非常に惜しいだろう。過度な肩入れが目立つキールの挙動であったり、類型的な追随者と化すウォッカもそうだが、黒の組織映画のテンプレートめいた挙動が目立ち始めるのは明らかな欠点だろう。

映画としての評価は脇に置いて、灰原哀を愛好する一人としては彼女の喜怒哀楽を引き出す内容は大満足だった。平和慣れした彼女に改めて決断を迫る状況の構築として中々面白い所を突いてきたと感じる内容であったし、かつての友人に対する振る舞いや複雑な恋慕を向ける江戸川に対する挙動など楽しくて仕方がない。終盤の下りは全部好きだが、あのオチに彼女が作中で維持する無二の立ち位置の魅力が詰まっており大変良かった。

このレビューはネタバレを含みます

開けてはならない玉手箱。
舞台は八丈島、海洋施設パシフィック・ブイ、フィリピン。
黒の組織が老若認識で灰原哀の正体の核心に迫り、哀の本当の優しさ・直美との過去が明かされる。

並行する事件のキーワードは、ピンガ・計画して無い行動・カフェの清掃・コーヒー+蘭の格闘〜面白い伏線回収。そして、陸海空の困難に対応し、何でも揃うホームズセンターコーナン君…。
子供の言動で人生が変わる、詰めが甘く力技に頼るジン・ウォッカ、ベルモットの心意気・ちゃっかりブローチ、スピッツ「美しい鰭」etc.

コナン・哀のラスト。エメラルドブルーの海中・キミがいれば バックに、「バイバイだね工藤君」・「私達キスしちゃったんだよ」…シリーズは愚か、今まで見た映画史上でも屈指のジーンと来る名シーン。
コナンファンは鑑賞必須。
anna

annaの感想・評価

4.7
哀ちゃんメインはずるい…

黒の組織も赤井さんも安室さんも
メインメンバーでてきて最高。

蘭姉ちゃんの蹴りもかっこいいし
阿笠博士の哀ちゃんへの愛が…
涙流したシーンは泣いた。

あの博士の車で四駆に立ち向かうのすごすぎ

最後の哀ちゃんとコナンくん、
哀ちゃんと蘭姉ちゃんの…

かわいいな〜

ジンがヘリから潜水艦に降り立つシーンも
個人的にはかっこよくて好き。

そしてエンディング、スピッツはずるすぎる。

そしてその後…
エンディングのあとね、見逃しちゃダメ
最初に繋がるし、おーー!って思った。

最高でした。

来年はあの異色ペア…
楽しみ


2023年/83本目
「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」の感想・評価を全て見る

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