taka

ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマスのtakaのレビュー・感想・評価

5.0
★★★★★★★★★★
これは凄い…!自分が映像の道を進むきっかけを与えてくれたロードオブザリング3部作のPJ監督の初期作品。やっと観れました…!!
悪趣全開のストーリーをパペット人形で行うというアンバランスな世界観だけど、意外に構成がしっかりしていてクオリティが結構高い…。ベトナム戦争の回想シーンとかいったいどうやって撮ったの?と驚くレベルの高さ。おバカ全開の内容ではあるんだけど、ちゃんとキャラと世界観を活かして、しっかり笑いの取れる構成に仕上げているのはマジで凄い。狂人≠バカと天才は紙一重とは正にこの監督の事を言うのだなと感じた。
狂ったキャラしか出てこない中で、主人公の針鼠ロバートと芋虫アーサーがゆる可愛いくてほのぼのとしているので、そのギャップのあるキャラ設定も絶妙なさじ加減で感服した…。そしてエンドロールも必見!最後の最後まで笑わせてくれるエンターテイメントの鏡。歴史に残る傑作。
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