これは傑作だ、、
設定、ストーリー、そして結末まで
彼らが行き着く先は
まさに“最後まで行く”
それは、もうどうにでもなってしまえ‼︎
というような、そんな嘆きの言葉が最高に似合うのである。
母の死、家族との関係悪化、ヤクザとの繋がり、飲酒運転にひき逃げし、男を殺してしまう、、
これ以上ないほどの破滅まっしぐら真っ最中のある刑事がいた。
彼は、その死体を隠すために隠蔽製作を始めたのだが、、
そして、そんな主人公を追う監査の男
彼はいかにも優秀で出世まっしぐら。
だが、彼はその輝く姿からは予想もできない真の姿があった。
彼の化けの皮が向こう側が見えたとき、
これ以上ない
破滅真っ最中の男
対
破滅真っ最中の男
これ以上ないドロドロの戦いが始まるのであった。
もう決して戻ることはできない。
絶望的な爆破のシーンやバックドロップで完全に殺したと思われていた監査の男が、
それでも生きていた。
この幾度も超えて、繰り広げられる2人の戦い。
刑事は家族に電話をし、希望の象徴のような朝日が差し込んだ。
これから始まるであろう希望の日々が
またしても現実の暗闇に引き摺り込まれたかのような最後のシーン。
朝日と2人の“イッテシマッテイル”姿、、
もはやこのあまりにも対照的なコントラストが芸術的さえあった。
2人はもう戻ることはできないのだろうなと、、それは永遠と続いていくようだった。