あおいことり

SP 野望篇のあおいことりのネタバレレビュー・内容・結末

SP 野望篇(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

持ち点1.0±
★演者 0.5
★演技 0.5
★音楽 0.5
★脚本 0.5
★特筆 0.5

※再鑑賞
SP 警視庁警備部警護課第四係とSP 革命前日はリアタイで視聴済み。映画の野望篇と革命篇も公開当時に劇場で鑑賞。

野望篇は井上と尾形の決別がメイン。
尾形は井上を仲間にしようとするが失敗。井上の殺害計画を実行する。計画内容は総理大臣官邸に向かう官房長官の警護中を襲い殉職で処理するというもの。

Dead Zoneのジョン・スミスにインスパイアされたような井上の能力設定。冒頭は軽くその能力を披露するが、ドラマ未見の人にはわかりにくいかも。
テロ犯の追跡時に縦列駐車の車上を走る、テロ犯が投げたバイクを避け壁蹴りしてテロ犯につかみかかる。歩道橋の階段で近接戦と冒頭の掴みは良いが、トラック荷台での戦闘は走行中の背景がいかにもCGでテンションが落ちる。爆破シーンなども同様。ただ当時の邦画としてはアクションも緻密に計算されており、CGも力を入れてる。官房長官の襲撃が形だけとわかるよう少しずつシーンを重ねていくところも良い。トラックの運転手が何気にダイヤモンド★ユカイで歌までサービスしてくれてるので特筆に加点している。

《備忘録》
井上の殺害を示唆するシーン
官房長官を狙うならリアウインドウに銃を向けるが井上側の窓に銃痕が残っている。植え込みで目の前にフリー状態の官房長官がいるのを無視して井上を襲う。ボーガンで井上の背後を狙うが笹本が庇う。井上も徐々に自分が狙われているのを理解して最後はライフルの狙撃者に吠える。

《備忘録》
井上の能力について
井上は幼い頃に目の前で両親を殺された。その時のショックが原因で脳の神経成長因子が異常分泌され、シンクロやフォトグラフィックメモリー等の特殊能力を持つ。本人の意図で発揮できる能力ではなく、副作用として頭痛、目眩などが起きる。その症状は次第に悪化して日常生活に支障が出ていることに悩んでいた。
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