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きみの色のsummerのネタバレレビュー・内容・結末

きみの色(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

よかったな………
丁寧で綺麗で、音楽も良くて彼らが自分の好きな音楽を否定する人がいない、否定する人がいないという安心感を持って見られるという基盤が伝わってとてもよかった

同時に、宗教を過信していない私として、生まれ育った街以外に住んでいる者として、確かに私にもあったあの頃のひとつにのめり込む危うさと怖さみたいなものをすこーし感じてちょっと胸が痛くなった

これから音楽がある!だけでは生きていけない人生の波瀾を感じることになるだろうからね、、

でも、誰に咎められるわけでも勧められるわけでもなく自分がやりたくてやっていることを好きと言っていいこと、そこに上手も下手も関係ないこと、そのメッセージ性がすごく素敵だったな

教会の建物とか長崎の街並みとか、わかる、私も旅行した時にあのキラキラした感じを体感しているから、ちゃんと、アニメとしてリアルさとキラキラさの塩梅がうまくて流石だなあと思ったりした

バンドのシーンでみんな少しずつリズムの取り方が違う(ように見えた)かったり、鍵盤を両手一本ずつ弾いて頑張ってリズム取りながら弾いてたりなんか細かい描写が好きだった(の分、後半ちょっとホワイトアウト多めで惜しい…ともなったりはした)

可愛くて儚げでたしかにあたたかい映画だった〜
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