地球外生命体

せかいのおきくの地球外生命体のレビュー・感想・評価

せかいのおきく(2023年製作の映画)
3.2
江戸時代末期、社会の底辺に生きる男女の純愛を阪本順治監督が鮮烈に描き、第78回毎日映画コンクール日本映画大賞ほか、栄えある賞に輝いて絶賛を博した傑作人情時代劇。第97回キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベスト・ワンや、同脚本賞も受賞。

江戸時代末期、厳しい現実にくじけそうになりながらも心を通わせることを諦めない若者たちの姿を、墨絵のように美しいモノクロ映像で描き出す。

武家育ちである22歳のおきくは、現在は寺子屋で子どもたちに読み書きを教えながら、父と2人で貧乏長屋に暮らしていた。ある雨の日、彼女は厠のひさしの下で雨宿りをしていた紙屑拾いの中次と下肥買いの矢亮と出会う。つらい人生を懸命に生きる3人は次第に心を通わせていくが、おきくはある悲惨な事件に巻き込まれ、喉を切られて声を失ってしまう。
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