たにぐちたかお

658km、陽子の旅のたにぐちたかおのレビュー・感想・評価

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)
5.0
『658km、陽子の旅』とは
20年間もの苦悩との決別
でもあるのかぁ、と胸揺さぶられた。

殴り書き。
最近はまずどうやってスマホを使えない状況にするのからはじめなければならないなぁ。
設定や状況を台詞などでなく画や行動自然な流れでディテールを伝えてくる巧みさ。
そんな生活リズムでどうやってお金を?も
「こんな交渉慣れてる ね」で懐古や搾取的な設定も納得できたような気がする。
そんな人物でさえ誰かの為にはなっている、の裏設定も好きだ。↓の記事参照。
思わず「きしょ!」と陽子に吐きかけてしまいそうになった言葉も絶対に菊地凛子さんにとっては褒め言葉だろう。
なるほど。
若かりし頃の姿でしか思い出す事の出来ない、父親であるオダギリジョーさんの存在も幻想的かつリアル。
この必然性のある旅路は、父親からこの世の心残りである娘への”ギフト”だったんだろう。
とにかく、演技に脚本が素晴らしかった。
この先、絶対に忘れる事の出来ない1本になった邦画作品だ

https://news.yahoo.co.jp/articles/f2c0c7378ad7e8abb5045eebe80b2f436f830712?page=2
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