ジャッキーケン

ゴジラVSメカゴジラのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

ゴジラVSメカゴジラ(1993年製作の映画)
3.9
レディプレイヤー1にてハリウッドデビューを果たしたのも記憶に新しいメカゴジラvsゴジラの闘いを描いた本作

毎度のように日本大陸にお邪魔しては都市破壊しまくるゴジラに政府はG対策本部を設立、本格的にゴジラをぶっ倒すためにメカゴジラを開発する

第二シリーズ一作目ではスーパーXという無人戦闘機からついにゴジラ等身大ロボットにまで発展した技術力の進歩!

このメカゴジラの設計にはvsキングギドラで大活躍したフルアーマーキングギドラに搭載された23世紀の技術と92年の最新技術を組み合わせて出来上がったメカゴジラということで何気に過去作と地続きになっているのが本シリーズのディテール的な面白さがあって良い

本作の主人公であるロボット製作に携わる研究者が研究の失敗によってメカゴジラパイロット育成のゴリゴリに体育会系の部署に飛ばされてしまうという21ジャンプストリートのジョナヒル的な秀才で運動神経0なやつが体育会系に行った時ならではの面白さがコメディとして現れてる

パイロット部署がかなり国際的な部署になっていてブロンド美女によるアクロバティック空手に惚れた。実戦はないけどもあの方とブラジリアン柔術的なスパーリングで絞められたい

本作ではゴジラの息子も登場する
ゴジラの息子といえばミニラのイメージだけど本作はゴジラの元となったゴジラザウルスを忠実にデザインしたT REX似な感じで割と現実的
案の定可愛い
ミニラと飼育員の母子愛のようなサイドストーリーも良かった

ゴジラvsメカゴジラはまさかのラドンも乱入!都合の良い時にこの鳥はよく来るなぁ!

今までが対怪獣って感じだったけど本作はメカゴジラということもあってゴジラvs等身大ゴジラって感じでかなり白熱、兵器を駆使したメカゴジラがひたすらカッコいい。パイロット感のやり取りなんかも無駄にかっこいい。キザなカッコ良さだ

人類の英知を結集した心ないロボットメカゴジラと自然の力と核を融合して生まれた悲劇の魂を持つ怪獣ゴジラとの生物vs機械というターミネーター的な枠組みのこのバトルの着地が命を燃やしたものが最後に勝利するという意外に深みのあるラストでグッと来た

メカゴジラを見たおかげでジェットジャガーにも興味が湧いてきたからそっちも見たいな。
ジェットジャガーは機械なん?ウルトラマンみたいなやつなん?どっちなんだ