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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜のRyuのレビュー・感想・評価

3.6
クレヨンしんちゃんが3DCGに。
映画としては31作目にあたりますが、次作の「オラたちの恐竜日記」が31作目 と明記されており、今作は番外編にあたるみたいです。臼井儀人の原作漫画を原案とした作品。しんちゃんの服装がいつもの赤シャツに黄色ズボンじゃなくて違和感がありましたが、これが原作の服装なんですよね。
昨今、色んなアニメが映画などで3DCG化していますが、クレヨンしんちゃんまでもが3DCGになっちゃいました。クレしんはあの手書き感のある作画が好きなので、今回の3DCG化はイマイチハマれず。ていうか、3DCG化したアニメがハマったことがほぼないですが(笑)。終盤の怪獣合戦も完全に3DCGを前に出したいからやったんだろうなぁと思いました。ちょっと安直すぎるかなぁ。最後の敵が完全体になった時の姿がちょっとキモすぎましたね(笑)。
ストーリーの方は設定は中々おもしろそうなんですが、それを活かしきれなかったんじゃないかと思いました。弱者男性の描き方がちょっと悪意あるんじゃないかと思うくらいでした。弱者男性像がちょっと古めかしいし、なんかインセルみたいな感じでしたね。深キョンの歌が出てきたり、ポケモンの「赤」「緑」が言及されたり、全体的にやっぱ古い(笑)。
クレヨンしんちゃんでこういうテーマなので、観る側の気持ちもどういうスタンスで構えてたらいいのかもちょっと分かりづらかったですかね。
魅力としては、いつものクレしんの部分って感じですかね。3DCGへの挑戦という試みはまぁ面白かったと思います。まぁでも、もうやらなくていいんじゃないかと思いましたが(笑)。
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