このレビューはネタバレを含みます
なんと夢のある作品のなのだろう。
82歳の宮崎駿と、2歳の宮崎駿が、一緒に制作したかのような作品。
見終わった後残る嬉しさ。
自由であることの嬉しさ。
解き放たれた時空というのは、全てのクリエーターが行きつく概念なのかもしれない。
2001年宇宙の旅(キューブリックさん)、インターステラー(ノーランさん)、メッセージ(ドゥニさん)
そして本作品。
人間は時間に縛られすぎている生き物だ。
時間に縛られて、生き急いで、人と争い、死ぬのを恐れて、、
なんだか生物の中である意味1番脆弱かもしれない。
君たちはどう生きるか、
正解などない、自分で選択するだけ。
私にとってはこの作品の細かな考察は意味がない。夜見る夢の意味をわざわざ考える意味がないのと一緒で、想像の世界は辻褄など合わせなくて良いのだから。
好奇心のまま突き進むことを、子供にも大人にも許してくれる。
アフターコロナにありがたい一本!!