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殺人に関する短いフィルムのkosのレビュー・感想・評価

殺人に関する短いフィルム(1987年製作の映画)
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どうしたってそこまでするんだと思う時があるけど、その多くが当事者にしか分からない。弁護士の彼が自分に何か出来たかもしれなかったと裁判官に後悔を漏らす場面がそれなんだけど。
キシェロフスキが、偶然がもたらす別の未来の可能性を示そうとしているのは分かるし、それが破滅に繋がる場合もあるということも。たしかに楽観的にそれを想い描くことは否定しないし寧ろ肯定したい。でも今を否定し悲観的に捉えることでより良い未来を求めるのは違うと思うんだよなぁ。
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