ひなこ

殺人に関する短いフィルムのひなこのネタバレレビュー・内容・結末

殺人に関する短いフィルム(1987年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ある女性に思いを寄せるタクシー運転手。
誰かを殺したいという衝動に駆られる青年。
青年が殺人を決意したカフェで、
司法試験合格を恋人に知らせる若手弁護士。
青年の恋人的存在である、ある女性。

青年はタクシー運転手を殺し、
ある女性に車が手に入ったと知らせに行ったことで、
自分に好意を寄せるタクシー運転手のものであることに気づき、
若手弁護士が青年の弁護を担う。

すべての出来事が、偶然のように、必然のように交わり、
結末へ向かっていく。

皮肉にも、自分が犯した罪と同様の方法で、
最後は死刑になる青年。

どんな偶然が重なった先にも
殺人に行き着いてしまうのは悲しいし、
許されないことであると思わされる。

自分が犯した罪と同じ方法で
死刑になる法律があったらいいのに、
などとも思ってしまいました。
ひなこ

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