モーセの十戒。
汝、殺す勿れ
なぜ人を殺してはいけないか、を主題においた作品。その主題だけでなく、この映画はタイトルの通り、あらゆる意味で「短い」のである。
オープニングはショッキングにのちの死…
オープニングシークエンスで動物たちの死骸を映し、死の香りと共に物語は開幕する。
子供たちが走る様子から、カメラを動かし猫の死骸を映し出すシーンは、実は生活と近い距離に死があることを感じさせる
殺…
このレビューはネタバレを含みます
クシシュトフ・キシェロフスキ監督作品は、ポーランドの寒々として、人々が孤立し孤独な雰囲気の中で特異な事件が語られていてそこが好みであったりします。『殺人に関す短いフィルム』は、見ず知らぬ人の生命を奪…
>>続きを読む虫や動物の死骸のカットの連続から始まる。全体を通して、犬やネズミなどの動物が多く画面に映る。一見無関係に思えるような人たち(自分勝手なタクシー運転手、上から石を落として車の窓ガラスを割り街を徘徊す…
>>続きを読むショットの冴え渡り方と、生き死にの逼迫感がひりひり伝わってくる感じが良い◎
デカローグ版との違いにフォーカスして見れなかったのですが、首吊りのあと全身の体液が流れるので、床が汚れないように入れる容器…
昔のカメラで撮って現像されたような、全体的に緑がかっていてザラザラとした画質の映画。なのでどこを切り取っても、一昔前のカメラフィルムの様でした。
ただ殺人が起きるまで変わり映えのない日常が続くので…
加害者も被害者も嫌味で捻くれた部分しか見てないから、2人があの結末になっても「まあねぇ...」って少し思ってしまい薄ら寒い気持ちになる
死刑執行時、護送中のまだ何も起きてない時でも警備隊はあんなに毎…