「殺人に関する短いフィルム」
冒頭、87年の冬のワルシャワ。弁護士の面接試験に合格した男、殺人を犯してしまった青年、絞首刑への時間刻み、妹の話、抵抗、喫茶店。今、21歳の短い一生を終えた若者の物語…
受刑者が最期に弁護士と話すシーンで「殺人を犯す契機」について自ら語るのだが、それなりの説得力から“運命”のようなものが感じられてゾッとする。その証拠とでも言うように、殺人の動機の不明瞭さが次第に恐怖…
>>続きを読むドラマ版のデカローグで人気だったエピソードを再編集して映画にしたもの。そちらは2015年に鑑賞。
モーゼの十戒の一つである「汝、殺すなかれ」を題材にして死刑制度の是非を問う。
殺人を犯した加害者が、…
登場人物みなどこかしら深層部分での繋がりが存在する「デカローグ」。この物語の主人公は愛に関する短いフィルムの主人公と同い年の青年。
妹の死に心を病んだ青年の衝動殺人。
殺しを働いた加害者、彼に殺さ…
モーセの「十戒」をモチーフとしたテレビシリーズ、「デカローグ」全十話のうち、第5話を長編映画として再構築した作品。
独特の陰影がある映像が、リアルさを際立たせる。
気づかされたのは、死刑も「殺人」…