Aki43

死体の人のAki43のレビュー・感想・評価

死体の人(2022年製作の映画)
3.8
1週間限定上映と言う事で早めの鑑賞。

唐田えりかさん目当てだったけど
これがなかなか良くて。
やはり演技は上手い女優さんですね。
大満足!

小さい作品ながらも鑑賞後感も最幸に良くスクリーンで出逢えて本当によかったです。

誰かの役に立ってる。
それに氣付けたら人生捨てたもんじゃありませんね。

烏丸せつこさんのお母さん役はちょっとやばかったです。( ; ; )
お母さんに会いたくなりました。

他のユーザーの感想・評価

主演の二人の魅力を味わう映画でした
コメディですが、しみじみと切なくて

役者の魅力は?
見た目の麗しさ、佇まい、オーラ、声、もちろん演技…

奥野さん、良かった〜!
んで、彼の魅力は別のところにありますね

ニヤニヤしながら終始楽しめました
奥野さんの演技の幅広さを、その可笑しさを、堪能させていただきました

唐田さんは、可憐ですねえ!

彼女が出ているシーンは、背景が目に入らなくなってしまいがちでした

死に関する名言がいくつも出てきますが、
カフカのあの言葉に出会えて良かった✨

父親役のきたろうさんの背中の丸さ、奥野さんと良い勝負で、親子らしかったです😆
 

ベタなのを逆手にとった、笑って泣けるコメディ💎
かなり楽しめました🎉

ハマったら、抱腹絶倒です✨
それに心が疲れていれば、きっとハマれます


⭐️印象的だったセリフの例
 「そこの古典的な不良お〜」
 「放送大学?」
 「ちょっと触ってみる?」

⭐️お母さん役の烏丸さん、リアルでした
 この作品を引きしめてくれていたと思います🍀
⭐️きたろう親父さん、笑わせていただきました
⭐️公園の土管、素敵です!名所入り決定🌱
⭐️愛おしい安アパートが此処にも
 なぜか不釣り合いな大きさの水槽があるのは…
 そう、きっとココロザシの大きさ🌲
 役者魂との格闘、しかと見届けましょう!
 
あ

あの感想・評価

4.0
主演のおふたりから両親、1秒しか出てない人まで全員魅力的だった。
じわじわ感動して涙出る映画ってあるけど、この映画は最後の方のワンシーンのとき秒で脈絡なく涙つーって出てきてびっくりした
奥野瑛太さま最高です!!
立ち入ったことのない生活圏が見れて興味深く面白かった。ただ「自分には何もない」と言うわりには主人公結構周りから理解を得られ助けてもらっているし、演技の質が向上した(拘りを捨てた?)理由もよく分からなかった。

このレビューはネタバレを含みます

渋谷のシネクイントに、楽駆くん出演の〝死体の人〟の初日舞台挨拶を観に行って来ました✨✨
昨日が公開初日で、舞台挨拶には草苅勲監督、主演の奥野瑛太さん、唐田えりかさん、楽駆くんが登壇。
公開したばかりだし、上映前の舞台挨拶だからネタバレしないように作品についてや共演者や監督について答えてくれました。

いや〜っ、ネタバレしないように感想を書くとしたら
〝死体の人〟って言うタイトルはもちろんホラーとかじゃなくて(そもそもホラー観られません💦)

死体役ばかりの売れない俳優が、理想と現実のはざまで葛藤しながら人間の生と死に向き合うって言うお話しで、えりかちゃんがデリヘル嬢の役で死体役ばかりの俳優さんと知り合い、楽駆くんはミュージシャン志望のヒモ彼氏、、、
つまりクズな役💦
恋愛物では無くて人間ドラマなんだけど、
上映中私は何度もクスっと笑わされて、
けどホロっと涙もして、、、邦画ってやっぱいいなぁと思いました。

途中途中で入る偉人の死の名言集。
彼らの考える「生と死」に考えちゃう場面もあり、、、、これが入ることで深みが出た気がする。

主演の奥野瑛太さんが、もう最高なのよ。舞台挨拶前にロビーにいらしてお顔をよく存じ上げなくて隣を通りました。
上映後なら間違いなく、感想をひと言お伝えしたかった✨✨

唐田えりかさん、髪色は赤いデリヘル嬢だけど
ご本人もおっしゃってたように
普通の女の子っぽい感じがリアルで
純粋さを感じてほんと良かったわ、、、

楽駆くんは、あー絶妙なクズ加減で
クズなんだけど、観ている側が憎むほどじゃなくてほんとちょうど良かった。
物語の核心には触れてないので、笑える箇所
とかキャスト陣の素晴らしい演技をぜひ劇場に観に行って欲しい✨

ほんのり心に灯りがともるけど、ダレちゃう箇所もなく最後まで没入出来る良作でした。
観るきっかけくれた楽駆くんありがと😘
だるま

だるまの感想・評価

3.0
なんかちょっといろいろカオスだけど意外と面白かった からたがでてた
てぃと

てぃとの感想・評価

4.0
10:05 スクリーン2 A-2

#草苅勲 監督『 #死体の人』
演技に対するこだわりは人一倍強い広志。いつしか死体役ばかりになっても変わらず。しかし現場では効率を求められ 空回り。
ある日デリヘル嬢に頼み事をされて…
自分の好きな事ばかりをしていたいが歳を重ねれば 迷いも。 #奥野瑛太 さんがあまり見た事ない役柄だけど、もちろん良かったな。そして 親との関係なんかはもう!そして #唐田えりか さんの最初と最後の表情の変化。笑えて、泣けて 自分の事もいろいろと振り返りました!
良かった!
KOZO

KOZOの感想・評価

4.1
亡くなった大杉漣さんをはじめとした「バイプレイヤーズ」の面々のような名脇役たちに続くと期待している奥野瑛太、独特な爬虫類系!?な風貌からチンピラ役で主役にボコられてる印象が強いのだけど、Wikipedia見たら出演作の多いこと。『空白』の数分だけしか出演していないのに感情を揺さぶるラストシーンは素晴らしかったな。
この人の11年ぶりの主演作。

相手役は“事件”を乗り越えてミニシアター系作品から復帰して地道に頑張ってる唐田えりか。前作はタイミングが合わず見逃したので楽しみにしていた。

小劇場の座長だったのが、今は売れない役者、来るのは死体役ばかり。死体役についてのこだわりが強すぎて監督に怒られ、事務所から怒られ…のシーンは笑えるけど哀愁が。
交通整理のバイト先で死体感を失わないようにと日焼け止めを塗りたくって白塗りみたいになるのも。

そして、稼いだお金を売れないミュージシャンでギャンブルにはまってるクズな彼氏(『最初の晩餐』の楽駆やん!あんな田舎の素朴な高校生やったのに…)に貢ぐ生活を送るデリヘル嬢。

こんな生きることが不器用な2人が出会い、「生きること」「死ぬこと」に直面することになって…

笑って泣ける人間ドラマ。主人公の両親役のきたろうと烏丸せつこがいいアクセントに。特に烏丸せつこの迫真の演技は素晴らしかった。

後半のあるシーンの展開が強引というか、やっつけな印象だったのが少し残念だけど、役者たちの熱演は楽しませてもらった。
前髪を下ろしてる奥野瑛太、今作は弱々しい役だったけど、革ジャン着せたらロックミュージシャンみたい。
奥野瑛太と唐田えりかはこれからもチェックしていきます。
「好きなことを貫け」。
MashO

MashOの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

1週間限定上映と言う事で公開2日目に上映前の舞台挨拶付の回で見ました。
演劇を志しながら芽が出ず「死体の人」ばかり演じている広志、自堕落な生活を送る彼氏に貢ぐデリヘル嬢の加奈。そんな2人を奥野瑛太と唐田えりかが演じています。
広志は「本物の」死体役を演じるために日々報われない努力を、加奈は彼氏に献身的に尽くします。
色々ありますが、報われる結末で、ある種ほのぼのしたendingで良かったです。

奥野瑛太については、これまであまり意識していなかったのですがここ2、3年に鑑賞した映画に数多く出ており、結構有名なバイプレイヤーである事を知りました(ごめんなさい)。
唐田えりかは件(くだん)の出来事以降暫く見なかったのですが、昨年から数本で主役や凖主役を演じており(私は「の方へ、流れる」と本作だけですが、正しくは分かりませんが他にも2-3作品あるようですね)、本作でのデリヘル嬢役はある種吹っ切れたと言っても良いのではないかと個人的に思いました。
舞台挨拶での話し方や立ち振る舞いと演技とのギャップはいい意味で大きく異なり良かったです。
『死体の人』
空回りする人生の中で死体専門に落ち着いた役者吉田広志。
偶然出会った女性をきっかけに命の尊さを知り、またある出来事を起点にして彼の歯車は再び動き出す。

演じるというよりも憑依に近いというか、改めて奥野瑛太の力量に驚く。

熱量高く演じた唐田えりか、ミュージシャン崩れのダメ彼氏を見事に演じた楽駆らの若手がまた良かった。ナイスキャスティングのきたろうさんもまた。

それにしても我らがマイティー奥野瑛太、今までとはまるで異なるキャラクターを演じながらもお見事。底知れないポテンシャルを持ってるなと改めて感心しました。
今後の作品がまた楽しみです。
まさ

まさの感想・評価

3.9
作品の感じからチョイス。そして唐田えりかが出てることも理由の大きな一つであることを否定しない。生と死、好きなことを続ける難しさと尊さ、親への愛、子への愛、と色んな要素がこれでもかと詰め込まれている。強引な演出もあることは否めないが、全体としていい感じにふんわりとまとめ上げられていて、違和感よりも心地よさが勝る。いい年したおじさんとしては、どうも親目線で見てしまう。不器用でも好きなことを貫く我が子を、いつまでも応援する母の姿に、自分を省みつつ、胸を熱くする。コミカルな描写もあり、鑑賞後の満足感は十分。出演陣も素晴らしい。奥野瑛太の新たな一面の素晴らしさを感じたし、唐田の演技と、素なのか作ってるのか分からない甘ったるい雰囲気も相変わらずいい。脇を固める烏丸せつこと、きたろうも素晴らしい。単館系作品らしい、素朴でほっこりできる作品。
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