フジテレビ系刑事ドラマ『踊る大捜査線』シリーズの映画第二弾。完成間近のお台場を舞台に、会社役員連続殺人事件が勃発。例によって所轄と本庁のわかりやすい対立構図を軸に、湾岸署の面々、そしてあの男がスクリーンに帰ってくる。
この類いの続編はからまわりすることが多々あるが本作も案の定。前作と比べるともう全てがスケールダウン。
湾岸署の面々の個性、活躍がもっと見たかった。ポンコツ所長トリオの掛け合いがもっと見たかった。カリスマ性ゼロの悪役達と終始やりすぎな感のある真矢みきもいまいち。惜しいというのか、からまわりしているというのか。それもこれも全て前作が良すぎたせいなのか。
“レインボーブリッジ封鎖できません”
“どうして現場に血が流れるんだ”
とまあ各所で擦られすぎていいシーンでも笑っちゃうんだけど、織田裕二演じる青島って男はやっぱり好きなキャラクターだ。