“ムカつく幼虫な゙性根は捨てて、どんな生き物か自覚するのよ。”
»あるスランプの作家が妻とバカンスで訪れた孤島…観光客はどんな犯罪を起こしても大金を払って自分のクローンを作り、そのクローンを身代わりとして死刑に処すことで罪を免れることができる場所だった。
で、イントロからいかにも不穏な映像や音楽で迷宮に誘うかのような、やはりデビット・クローネンバーグ監督の息子でもあるブランドン・クローネンバーグ監督作品。
そう、それなりの作品を出しただけなのにスランプで、上から目線の作家がある金持ち連中と出会ってから堕ちて行く様が描かれます…って、オススメはしませんがw
うん、富裕層の狂気と傲慢さにえげつなく振り回される主人公を見るだけ…クローンをこう使う設定には感心しつつも想定内の流れだったので、これならギュッと100分位で良かった気もしますが。
にしても、やはりミア・ゴスのビッチな狂演が印象に残っちまいますね…この路線を極めるつもりならば、凶悪なハーレイ・クインが見たい。
その他のキャストでは、アレクサンダー・スカルスガルド…大変お疲れ様でした。
さらには、クレオパトラ・コールマンに、トーマス・クレッチマンにジャリル・レスペールらのサポートが良き。