ロリコンなんて生ぬるい
4歳で誘拐され児童売春組織に売られた少女ウーラと、その誘拐を阻止できなかった刑事ロベルトの12年間に及ぶ追跡を追うクライムサスペンス。
児童売春と人身売買を題材としたポーランド製クライムサスペンス。作品としては荒削りで編集とかはかなり雑なんだけど、そのテーマとストーリーは衝撃的。
ポスタービジュアルにも使われている12歳のウーラの妖艶さと、組織に洗脳されたウーラに誘惑される刑事ロベルトの絶望感たるや想像を絶する。
ただ、後半はエンタメ寄りの展開になって、衝撃度が薄まってしまったのは、ちょっと残念(いや、希望があるとも言えるんだけど)。どうせなら、闇の果てまで行って欲しかった。