イベリー子豚

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
5.0
「俳優、スタッフ、配給含めて」
「原作リスペクトと」
「作品愛と」
「職人魂を感じる」
「ご新規さんにも懇切丁寧な」
「年末年始の極上でささやかな【お楽しみ】からの」
「実際に訪れる、よりも体験出来る」
「初夏のフランス弾丸旅行」
「【モノトーン】長尾謙杜は【ワントーン】」
「【サモトラケのニケ】に匹敵する
デコ出しガーリー【まりえーる】の美脚」
「《そこに私のサインがあるなぁ描いた覚えはないが》」
「《丸焼きじゃない。黒焼きだ》」
「《君も100に1つはイイことを言うな》」
「ワンカットエンドロールまでアートが止まらない
至極の美的時間」



素晴らしい。

「スタンド」という言葉を使わず
「セーラー服の小松菜奈ちゃんが
神木くんの偏愛ストーカーしてた」なんて
『ジョジョ第4部』を一切、知らない
通りがかりの「なにわ男子」ファンでも
無理なく世界観に誘う、バリアフリーな脚本。


漫画的、でありながら
安っぽいコスプレや古参向けのマニアックに走らず
あくまでも「劇場長編邦画」としての矜持を感じる
演出、美術、音楽、映像。


特にカメラワークが凄すぎます。

実際にルーヴルへ行くよりもルーヴル。

荒木先生の書き下ろしフルカラーの情熱に
全身全霊で応えるかのような、まさに「観る芸術」。


はたして
令和の金田一耕助対決の勝者は
【久能整】か【岸辺露伴】か。


……って、ご託はイイから
舞台挨拶から美脚が国宝級の
【飯豊まりえ】ちゃんを崇め奉るためだけにも
さっさと劇場へお行きなさいな。



《よくご存知ですね。ルーヴルに日本画は無い》

※さて
ここからは最寄りのミッドランドへのクレームです。

「この世で最も黒い絵」が主題で
なぜに【ドルビーシネマ】で上映しない!?
「漆黒」に一番映えるスクリーンだろ!

あと公開2日目でパンフレット売り切れって
発注担当、見積り甘すぎだろ!!
原作ファン、ドラマファン、NHKファン、
芸術ファン、パリっ子、なにわファン舐めるな!!


以上、お耳汚しでスミマセン。