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岸辺露伴 ルーヴルへ行くのことのはのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.5
【その結末は、壮絶で美しい運命ー】

荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」第4部に登場する漫画家岸辺露伴を主人公にしたNHKドラマの劇場版。

原作漫画が2009年にフランス・ルーヴル美術館のバンド・デシネプロジェクト(ルーヴル美術館による国内外の漫画家とのコラボレーション企画)のために描き下ろされ、日本の漫画家として初めて作品が展示された縁から、世界最大級のルーヴル美術館ロケで作られた映画。

ずっと読み続けてる「ジョジョの奇妙な冒険」、NHKドラマがめちゃくちゃよく出来てたので楽しみにして映画館へ。

ちょっと青年期の露伴のエピソードが長かったけど、ルーヴル美術館で撮影された映像は観ているだけで楽しくて、モナ・リザの前で佇む岸辺露伴=高橋一生の姿は、ひとつの絵としてどこまでも美しかった。

後20分短かく100分くらいにまとめたら、もっと観やすくて良い作品になった気がする。

けれど原作が好きだから、岸辺露伴のスタンド〝ヘブンズ・ドアー〟の顔が漫画になるシーンが、大きなスクリーンに映し出されるだけで感動してしまうし、ジョジョの世界観が正しく映像化された作品だと思う。

真っ黒なパンフレットが売り切れてて、近くの映画館も問合せしたら売り切れで、少し離れた映画館でなんとか手にすることが出来た。
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