うい

岸辺露伴 ルーヴルへ行くのういのレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
4.2
【ドコモチューズデー割】7番スクリーン

超大作だった…
原作読んでた部分とは異なる感じだったけど納得の出来栄え…

ルーヴルをあんな風に見られるなんてなんて贅沢…
調整頑張った製作の方々ありがとうございました!

そしてやっぱり岸辺露伴シリーズはホラー…というより怪奇小説だわ。
雨月物語みたいな日本のじめっとしたおどろおどろしい怖さの雰囲気がすごくよく伝わる。
ホラーは絶対無理な人間なのですが岸辺露伴シリーズは面白くて観られる。
ところどころ薄目だったけど😂

雨のそぼ降る夜に観られて雰囲気も良かった🌂

長尾謙杜くん演じる若き露伴、こんなにウブな若者だったのか!?このかわいい子があの高橋一生ボイスの露伴先生になるのか!?ってくらい爽やかだったんだけど、とにかく顔が綺麗すぎた…
あと、意外と手が大きくて少しごつっとした男性的な手でそこは一生さんと共通しててなんかいいなぁと思いました✨
「手」ってめっちゃ大事ですもんね…
特に漫画家の手は。
何カットか、手に演じさせているというか、
意識して映しているのだろうなと思いました。

あと一生さんの少し鼻にかかった素敵な低音の声が映画館に響き渡ってすごかった。

お話の構成がすごくよくできてるなと思って飽きることなく楽しめました。
あの夏の想い出と最後の回想シーンは物語にぐっと厚みを出してて必要不可欠でした。
というか本当にあの雰囲気が大好きすぎた。
美しかった…
立派なお屋敷のロケ撮影場所が気になる…
(一瞬政次が出てきた井戸の民です😇)

木村文乃さんのなまめかしさ、そしてこの世のものではないような儚さを併せ持つ女性像、
記憶の中にしかいないのではないか、はたまた幻想ではないかと思わせる存在感が素晴らしかったです。

露伴先生のお祖母さん形見分けのサングラス、
誰かが「あのサングラスが似合うのは五条悟と高橋一生しかいない」って言ってるの見たけど納得。
カッコよく見える不思議。

みなさんのフランス語スキルにびっくり😳
なんで人って違う言語話すとあんなにセクシーに見えるんだろう…

実写岸辺露伴シリーズはジョジョらしい劇的な部分と、とことん生っぽい芝居が居心地の悪い気持ち悪さを引き出していて素晴らしいと思います。

ジョジョ知らない人にもとりあえずドラマシリーズから観てもらって映画観てもらいたいなぁ。

エンドクレジットが
(いろんな人の協力があるのはもちろんだけど)コロナ禍で撮影されたからこその時期を映したもので面白かったです。
うい

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