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チップス先生さようならのkazu1961のレビュー・感想・評価

チップス先生さようなら(1939年製作の映画)
3.7
▪️JPTitle :「チップス先生さようなら(1939)」
ORTitle:「Goodbye, Mr. Chips」
▪️First Release Year : 1939
▪️JP Release Date : 劇場未公開
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第12回アカデミー賞
主演男優賞
▪️Appreciation Record : 2022-125 再鑑賞
🕰Running Time : 114分
▪️Director : サム・ウッド
▪️Writer : ロバート・C・シェリフ、クローディン・ウェスト、エリック・マシュウィッツ
▪️MusicD : リチャード・アディンセル
▪️Cast : ロバート・ドーナット、グリア・ガースン、テリー・キルバーン
▪️Review
何世代にも渡ってコリー(同じ子役が何度も出演!)を教育する、凄いことだし、少し笑みも溢れます。約60年間も教壇に立った素晴らしい教師の物語ならではです。人として立派に生きる事の尊さが心に染みる、そして穏やかで心温まるそんな作品です。
本作、ジェームズ・ヒルトンの名作文学をハリウッドの名匠サム・ウッド監督が原作に忠実に映画化したヒューマンドラマです。
本作の見どころの一つは、チップス先生を演じるロバート・ドーナットの演技。20代から80代までのチップス先生の64年間の半生を一人で演じきり、本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞しました(同年の主演男優賞を『風と共に去りぬ』のクラーク・ゲーブルと争ったことは有名ですね)。また夫人役には『ミニヴァー夫人』でアカデミー賞主演女優賞受賞を獲得したグリア・ガーソン。本作品がデビュー作であり、彼女のキャリアに大きな影響を与えました。
ストーリー的には64年の人生を約2時間で映像化し、そのうち約1/3を夫人との出逢いと結婚に割いているため、チップス先生がなぜ生徒にこれほどまでに慕われる先生になったのかの描写が少し浅いのが残念ところ。
“青く美しきドナウ。”恋する人には青く見えるという夫人との台詞のやり取りが印象的です。

物語は。。。
イギリスの全寮制寄宿学校に赴任してきた新任教師のチップス先生ことチッピング(ロバート・ドーナット)はカタブツで融通が利かず、生徒からの評判も悪い。しかし、聡明な女性キャサリン(グリア・ガーソン)と出会い、結婚したことを機に、彼は柔軟な人柄となり、皆から好かれる存在へと変貌していくのですが。。。

ピーター・オトゥールが主演する1969年の映画、BBCテレビが製作した1984年のミニシリーズ、マーティン・クルーンズが主演する2002年のテレビ映画と計3回リメイクされている作品です。

▪️Overview (Wikipediaより)
ジェームズ・ヒルトンの同名小説を原作としている。監督はサム・ウッド。主演はロバート・ドーナットとグリア・ガースン。老いたチップスが昔を懐かしみ、教育に携わるようになってからのキャリアや私生活を回想シーンの積み重ねで振り返る形で物語は進行していく。
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