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もう、歩けない男のスズキのレビュー・感想・評価

もう、歩けない男(2020年製作の映画)
2.7
どれほどトレイラーがつまらなくても、ブレイキングバッド信者としては、あのアーロン・ポール主演ならば見なければならなかった。

だってそこには、『エルカミーノ』で逃げ延びたジェシー・ピンクマンのその後、もしくはウォルターに出会わなかったパラレルワールドのジェシーがいるはずだから。

そういう意味ではそれなりに満足してしまった。アーロン・ポールだらけだから。

この時代に難病物をやるからには何か勝算があるはずという期待にはまったく応えてくれなかったし、今この時代にこの作品を映画化する意味は何ひとつ見出せなかったけど、それでもアーロン・ポールを主役にしてくれてありがとうという気持ち。

若くして昇進して美しい恋人がいて、あまりにも自業自得で救いようのない理由で怪我をして、働けなくなっても暮らしていけるほどの蓄えと持ち家もあり、少し回復したら仕事もまで与えてもらえる。さすがに恵まれすぎてて鼻白んでしまった。この辺は事実に則しすぎでは…。もっとアレンジしてもええんやで…。

若くして成功したお調子者が四肢不随となるも、元々の恵まれた環境もあり頑張って生きました、という話。
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