まりぃくりすてぃ

雨を降らす男のまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

雨を降らす男(1956年製作の映画)
3.8
世界中の映画学校でプロットのお手本としてこれを学生たちに見せなきゃいけない。邦画でいえば山田洋次が書きそうな。歴史にこの名作を埋もれさすの、もったいない。映画の先生たちは、抱え込んでる知にだけ安住せずにリテラシーをさらに磨いてね。

◇あらすじだ◇
日照り続きに困ってる農場。パパと三人の若い子供たち。(ママはいない。)長女はママ代わりとしてずっと頑張ってきたんですが、婚期を逃しつつある。パパも長女自身も「どうせ不器量だから」と諦めぎみだけど、彼女は保安官に片思い。(☜倍賞千恵子が演じそうな話だね。。。)
そこへ、「前金100ドル払えば24時間以内に雨を降らせる」という怪しげな男が出現。パパは長女の反対を押し切って金を払っちゃう。詐欺犯ならば逮捕してくれるはずの保安官も、力にならず。しかも長女はシャイな保安官にそっけなくされて、ふられたと思い込む。
怪しげな男は、いかにも怪しげな雨乞いの儀式を。もちろん、そんなことやっても雨なんて降りません。でも、真面目になっていくその詐欺師に「君は美しいんだ。やればできる人なんだ。できる。できる。できる」みたいに言葉の魔法をかけられて長女は、勇気出して保安官をふりむかせようとします!(じつは、詐欺師も彼女に恋してた。駆け落ちの誘いが空振り。)
本当は、キレイなワタシ♡♡♡

▼ネタバレ注意
そして結ばれた二人♡♡♡
雨を降らすことはできなかったけど、一家(と保安官)に確かな幸福をもたらして、パパにお金を払い戻して、問題の男は去りました。
だけれど、その後に、ちゃんと雨が降ってきたんです!
そして美しい虹!!!(この美しい話に、みんな泣こう。)

▼最ネタバレ注意
そしたら、男が戻ってきて「ほら、ちゃんと雨を降らせたぞ。さっき返したお金をよこせ」


アメリカで「ヘプバーン」といえば「オードリー」よりも圧倒的に「キャサリン」。その彼女の全盛期(といっても全盛期が長いんだけど)の名演技を拝める名作とされてるこの映画。バート・ランカスター好きにとってもたまんない安定作だと。
でも、当時のブロードウェイ成功作の映画化なので、というのを言い訳にしちゃってるのか何なのか、あまりにも舞台演劇そのまんまな各演技がカビ臭くはある。私は、まあ、本作の特にランカスターの在り方は嫌いなほうだ。
ともあれ、当時の二大スター共演や脚本でゴールデングローブ賞を総ナメしそうな勢いが作品に確かにあったはず。カビ的要素も含めて豊かな映画だと認めます。

※ 1956年なんて私はもちろん生まれてない。一昨年、波乗りしてて知り合ったNZ人に「友達になって」と懇願されて「コレとかコレとかコレとかの映画ソフトを調達してくれたらなってあげる」と言ったら「えー、僕、アメリカ人じゃないんですけど」「ゴチャゴチャ言わないでよ。英語圏なんだから同じでしょ」と片言の英語で脅しをかける格好となり、、忘れた頃に英語オンリーのビデオみたいのが彼から来た。いろいろ苦労して、やっと視聴。何か映画のために生きてるみたいで自分の存在が不気味に思えてくる。あんま映画なんて好きじゃないんだけど。。。。

重大な史実を一つ。当時、本格的な演技派俳優になりたくて仕方なかったエルヴィス・プレスリーの、初出演作になりそうだったのに、マネージャーが「主演じゃないから」って断ったっていう。でも、「主演+主題歌」と「助演だけ」の中間に、「助演だけど、主題歌を歌う」っていう中間案もありえたんじゃないの?
もしも本作でプレスリーが助演(三きょうだいの弟役)兼ミュージシャンとしてキャストに加わってれば、当時が『Love Me Tender』の出演前(つまり、その曲を出す前)だったことを思えば、『雨を降らす男(The Rainmaker)』の何らかの曲がLove Me Tenderよりも監獄ロックよりも先に世に出て、そうなると映画の歴史とロックンロールの歴史もひょっとしたら変わったかもしれない。何せ、プレスリーの影響力は甚大だったそうだからね。プレスリーはもしかしたら歌手人生よりも俳優人生でより輝くことになったかもしれないし、ロックの黎明期の歴史が変われば、ザ・ビートルズまで違う生まれ方になってたかもしれない。
そんなところに思いを馳せれば、この映画、世界の文化史のターニングポイントになりかけてならなかったみたいな、不思議な存在感を持つ名作ってことにやっぱりなるんだよね。

それと、結末のところ。別れで終わらせてよかったのに、わざわざ男を戻ってこさせて「ほら、ちゃんと雨降ったじゃんか。金よこせ」と言わせたのはなぜか?
それは、本作が元ネタ(実話!)への敬意を最後に添加したってこと。
「金をくれれば、雨降らせるぜ」ってのは、実在した人物がモデルだってこと。

さあ、ここからが私の書きどころだ。(もう疲れちゃった?)
頭の悪い人には伝わりにくいことだけども、この世には、論理学というものがある。特に「三段論法」で証明されたことには、前提の誤りを指摘しない限り、誰も反論できない。
具体的には────
❶大前提「古今東西、農耕や漁のために、また生活や命を守るために、多くの人間たちが、干ばつの時の雨乞いや、嵐が止むための祈願などを、必死に行ってきた。子供時代に遠足や運動会の前などにテルテルボウズを飾ったことが一度もない、という日本人はほぼ一人もいない。気象コントロールは人類の夢だった」
❷小前提「この200年ほどの間に科学が飛躍的に発展し、人類はそれまで不可能だった夢を次々と叶えるようになった」
❸結論「これだけ科学技術の発展した現代において、天候や気候を人為的にコントロールすることを本気で研究して成果を上げている科学者が国内外に大勢いても、おかしくない。また、現に各国の為政者や支配者がそういう科学技術をさまざまな目的で活用していることは、ありうる」

この、結論部分だけをいきなり言ったら、「陰謀論?」とか嗤われたりする。しかし、上の私の三段論法を崩せる人はいない。だから、私に向かって「陰謀論」とか言っちゃう人は、頭脳がないだけ。
この映画のモデルになった人物等々について、せっかくだからまとめてみる。彼は、知る人ぞ知るハットフィールド氏だ!!!



1890年代頃、アメリカの気象学者チャールズ・ハットフィールドは、実家が農家であり、干ばつのたびに苦しむ農民たちの姿をみて、子供の頃に読んだ「大砲を撃った後には雨が降る。土埃が雨に関係する」という記述を元に、人工雨を降らせる技術を確立、“レインメーカー” という商売を始めた。全米に彼の評判は広がった。

1916年、そのハットフィールドは、大干ばつ中のサンディエゴ市から人工降雨の依頼を受け、いつもどおりに雨を降らせたが、そのままサンディエゴは一カ月以上も降雨が続き、三つのダムが決壊する大洪水。彼は裁判にかけられるが、「科学的に雨を降らせたのじゃなく偶発的に起きた自然災害」として無罪判決。結果として彼は自身の理論を公的に否定されたことになり、技術を以後、封印。

1946年、アメリカの気象学者バーナード・ヴォネガットは、ヨウ化銀が人工的に雲をつくる(氷晶の成長を促進する)ための核形成剤として有効であることを実証。

1949年 イギリス政府が “積雲作戦” と名づけた人工降雨実験開始を空軍に指示。内々では冗談めかして “魔女ドクター作戦” とも呼んだらしい。

1952年8月 イギリス南部のノースデボン近郊で、豪雨による洪水が発生。CBS地方局WCCO-TVの気象担当者ローレン・ケーシーは「この時の人工降雨実験は、3カ月分に相当する降水をたった24時間で起こした。9000万トンもの水が、細い谷間を流れてリンマスの町へ襲いかかり、すべての建物を破壊して住民が海へと流された」と語った。死者34人。「硫黄臭がした」「顔を傷つけるほどの異常な降りだった」という住民証言あり。積雲作戦に実際に従事していた空軍グライダーパイロットのアラン・イエーツは、塩を空中に吹きつける方法とその成果などを告白した。このリンマスの洪水をきっかけに、イギリス政府は積雲作戦を中止。(のちにイギリス気象庁も、“1955年以降は気象実験が行われていない”ことを発表。積雲作戦によって引き起こされた洪水だったとする疑惑の声は当初から根強く、ついにBBCが2001年に調査し、軍の秘密文書の当該個所だけが欠落していることを突き止めた。)

1956年、元祖レインメーカーのハットフィールド氏をモデルにしたアメリカ映画『雨を降らす男』が制作公開された! ハットフィールドは翌々年に死去。サンディエゴ市には彼の銅像が立つ。

1960年代後半 ベトナム戦争中、化学兵器やナパーム弾を使いまくっていたアメリカ軍が人工降雨 “ポパイ作戦” も実施。(当時はもちろん秘密裏に。後述☞カク教授の項で。)

1975年6月2日付の読売新聞が「恐るべき環境気象破壊兵器 米ソで研究着々」という6段記事を掲載。

1977年、環境改変兵器禁止条約が米ソの間で交わされ、両国で批准。気象兵器を技術的には開発可能、ということが国際的に広く完全に認知された。(とともに、裏でこっそり開発を進めていく可能性も当然危惧された。)

1997年、ハットフィールドをモデルにした『雨を降らす男(The Rainmaker)』とまったく同タイトルの、別映画『レインメーカー(The Rainmaker)』をフランシス・コッポラが撮る。これは気象操作とは無関係な物語。以降、アメリカ国内でも国際的にも「レインメーカーの映画」というと新作のほうの主演者マット・デイモンが連想されるようになり、ハットフィールドの実話は旧作とともに風化がひどくなった。

2005年、アメリカのブッシュ大統領が、ハリケーン・カトリーナをニューオーリンズへと“操舵”した、という噂が立つ。

2006年、日本の文部科学省が「渇水対策のための人工降雨・降雪にかんする総合的研究」を立ち上げる。責任機関は気象庁気象研究所。その第1期研究では、「航空機からのシーディング(ドライアイス・吸湿性粒子)による増雨効果の判定」、数年後の第2期研究では「最適シーディング法・効果判定法など、人工降雨技術の高度化を図る」という文言が正式に掲げられた。

2008年夏。北京五輪開会式当日、会場付近に接近中の雨雲を消滅させるために中国当局はヨウ化銀をふくんだ小型ロケット104発を市内21カ所から発射し、会場上空に雨雲が来る前に郊外で人工降雨を起こした。当局自身が公式に発表。雨雲は消滅し、以後、北京五輪開催中の北京では好天が続いた。同時期、気圧の移動先(東方)に位置する日本では、その皺寄せが来たかどうかは不明だが気象庁&マスコミに「ゲリラ豪雨」と初めて名づけられる未曾有の悪天候が続いた。

2009年7月。皆既日食を観たい日に雨雲を吹き飛ばすために中国でもインドでも人工消雨ロケットの発射が検討されていることが、読売など日本内外のマスコミ各社によって報じられた。(他国の消雨の皺寄せを受けたかどうかは不明だが、日本列島は当日残念な雨天となった。)

同年11月、地球温暖化の主因が二酸化炭素、という国際認識の決定的根拠(イギリス・イーストアングリア大学気候研究ユニットが作成した)がじつは捏造データに基づいてたことが判明。「ウォーターゲート事件」になぞらえて「クライメートゲート事件」と名づけられて世界中を騒然とさせた。特に欧州では連日トップ級ニュース。だが、同時期に日米のマスコミは無視または小さな扱いにとどめる。事件の推移は不透明なままとなるが、世界各所の異常気象をすべて「地球温暖化」のせいにする、という論法はこれにて崩れ去った。

2010年、NASAが熱帯低気圧アールをカテゴリー4のハリケーンになるまで強力にし、そのハリケーン・アールの軌道を11日間にわたって操作した。プロジェクトGRIPの実施中に。アメリカの科学者の何人かはすでに、熱帯低気圧をハリケーンへと変換させ軌道を操作する方法を知ってたのだが、NASAは大量破壊兵器として低気圧を超強力な渦巻き型の大型嵐にするプロセスを完全なものにしたかったのだ。これはユタ大の気象学者エド・ズィスパー(GRIPの科学者のリーダー格)が語った。このハリケーンコントロールに使われたものがエックスバンドレーダー。

同年、スイスのジュネーブ大のジェローム・カスパリアン教授が「人工的に雲を発生させる野外実験をドイツで成功させた」と英科学誌ニューサイエンティストで発表。

2013年、京都の京丹後市がアメリカ軍エックスバンドレーダーの経ケ岬配備に同意。これで日本国内での本格的な気象操作が可能になった、とする説がある。
その前年末に民主党政権を自民・公明党が倒し、親米一辺倒の安倍政権が発足。前述の「ゲリラ豪雨」以外には目立った異常気象のなかった日本国内を、しばしば不自然な悪天候が襲うようになり、そういう不自然な時にだけ、気象庁&マスコミが「記録的豪雨」「記録的大雪」「記録的暑さ」というセンセーショナルな表現を充てるようになる。

同年、CBSニュースに出演したNY市立大ミチオ・カク教授は、「レーザーによる気象操作は可能か」との質問に「もちろん。科学者は長年、人工的な気象操作を研究してきた」と回答。教授は、ベトナム戦争中にすでに人工モンスーンを引き起こしたこと(ポパイ作戦)を暴露。敵国キューバ用にも人工的に雲をつくり、収穫期に雨を降らせることで砂糖を台無しにしようとしてきたと。

2014年2月、原発存廃等を争点にして舛添・細川・宇都宮の三つ巴で盛り上がり、世界的にも注目された東京都知事選、前日に、まるで狙ったかのような大雪。テレビからは知事選関連のニュースがほぼ完全に消され、翌日も足元の悪さなどから投票率が伸びずに既得権益保守層とアメリカが熱烈に支援する舛添が「勝った」。

2015年4月18日、イタリアのボローニャでジオ・エンジニアリング(気象操作)に反対する市民デモ。一週間後の25日にはアース・デイのイベントとして日本以外の世界各国で反ジオ・エンジニアリング・マーチが行われる。

同年6~9月、安保法案に反対する日本の市民が国会議事堂正門前などに組織的にも自然発生的にも多数集まり、特に「総がかり行動実行委員会」(←共産党系?)と「SEALDs」(←電通系?)が共同呼びかけ団体となって毎週金曜夕方~夜には大規模集会が行われたのだが、ほかの土日月火水木曜日は晴天や曇天で降雨ないのに、金曜(のしかも午後~夕方)に限って東京に必ず雨が降る(豪雨など)という厭がらせな気象が約二か月にわたって続いた。まったく降雨のなかった金曜はといえば、お盆の真っ最中の閑散としてた日だけ。ある金曜などは、私(マリ)が夕方早めにメインステージあたりの縁石に座って、そこで出会った日刊ゲンダイを読んでたオジイサンに「まったく、毎週毎週金曜にばっか雨降って、わざとらしいですよね。気象操作してるに決まってますよね」と言ったらオジイサンも「うんうん、そうですよ」とうなずいてた。その真ん前の、議事堂の上空だけが、まだ夏の午後4時台だっていうのに(人生で一度も見たことがないような、薬でも撒いたような)赤黒いような紫っぽいようなキモチ悪すぎるベタ暗色に覆われて、東西南北どこの遠くを見ても綺麗に晴れてて、「ほら、ここにだけ雨降らせるんですよね。ミエミエですよね」とか話し合ってたら、いよいよの集会開始5時直前から豪雨スタート。ずーっと降ってて、共産系と若者系の集会4時間が終了した9時にちょうど止んだ。あまりにも、集会だけがすっぽりだった。
30万人以上(主催者発表は12万人とか言ってたが、イベント関係の仕事経験ある私の目測で、絶対に30万近くいた。まあ今となればそんなことはどうでもいいけど)が参加した8月30日の本番的大デモの日も、降ったり止んだりがずっとだった。
ちなみに、その7~8月、東京上空(私の住んでたのは西部のほうだけど)には、金曜の昼間とかに不自然なぐらいに飛行機が空を飛んでて、しかもそれまでに見たことのないような異常な感じの飛行機雲(色がヘンだったり、格子状に入り組んでたり)がいっぱいかかってた。ネットとかで調べたら、「ケム雲」という言葉があった。

同年12月、アメリカのニュージャージーのラトガース大の気象学者アラン・ロボックは、「私の所属する部署は、他国の気候を操作するために設置された。大規模な気象操作があった場合、人為的な気象変動を一般人が検知することは可能だ」と語った。「CIAは全米科学アカデミーの主な資金提供元であり、気候を誰がコントロールしてるのか私は心配だ」とも。

2016年、台風10号は、現代日本の観測史上初めて「完全Uターンして元の位置に戻る」という異常経路を辿る。9・10・11号の連続襲来で大騒ぎ。「東北太平洋側からの上陸」も史上初。

同年、アメリカ・カリフォルニア州のハイウェイ101沿い(ノナート・パーク市)に「有毒な空  気象操作を止めさせよう」という巨大看板が設置される。
(同じくアメリカで、某女性が「ケム雲のせいで体調不良になった」と合衆国政府を訴えたそうな。時期・場所・人名等、詳細がわかったら書き足します。もしくは削除。)

2017年、長年俳句づくりを趣味にしてた私(マリ)は、子供の頃から慣れ親しんでた春夏秋冬の春感・夏感・秋感・冬感が実際の気候からは受け取れなくなったために、本格的な俳句づくりを止めた。秋らしい秋とか、もうない。日照不足で干し柿も黴びた。。

2018年、ついに気象予報士が「今回の台風の進路予想は不可能です」と過去一度も言わなかったことを言った。また、それまでは、すでに起こったことにかんして「記録的」と表現してたのを、この年頃から「明日は記録的な降雨量が予想されます」とついに未来形で使うようになった。そして、私(マリ)の住んでる町では、「台風がまもなく来る」とか言ってる絶対に危険きわまりない夜の真夜中2時3時とかに上空を不気味な飛行機音。ふだんはそんな時間帯に飛行機が飛ぶことはないのに。。。。

2019年、記録的日照不足、という新語が登場。参議院選挙の盛り上がりを削ぐ目的でかどうかは知らないが、梅雨明けが遅いなぁ。飛行機も一週間連続でうるさい。

2020年3月13日金曜、新型コロナウィルス大流行が世界中で騒がれる中、東京五輪を何が何でも予定通りに開催したい利権最優先政権(アメリカの召使でもある)の安倍首相が、WHOにこっそり約166億円もの資金拠出をしつつ「コロナの蔓延を防ぐために、わ、わ、わたくしから国民の皆様には、今週末の外出を控えてくださるようお願いいたします」と演説。翌日土曜、まるで狙い通りのように朝から雨天だった東京都内で、降りやまぬ雨が途中でみぞれへと変わった。降雪が一度もなかった暖冬が明けて気温がぐんぐん上がっていた中での降雪!
前年暮れから早春にかけて東京上空(の通常旅客機ルート外)の航空機音がほとんどなかった(とともに天候もほぼずっと安定してた)のに、この3月中旬以降(4月初めまで)、連日うるさいうるさい機影が私マリの町の空で絶えなくなる。
日本政府(や五輪利権トップ企業NBCを抱えるトランプ米大統領)に同調し、国立感染症研究所のインフルエンザ関連死亡迅速把握システムのデータ(超過死亡の異常増加。インフルは例年より下火だったのに、肺炎死者数がやたら多い)を隠蔽してまでも「東京五輪の延期など考えられません!!」と会見で豪語していた小池都知事が、そのわずか数日後の3月24日にIOCが五輪延期決定を発表するなり、態度一変してコロナの危険性を強調するようになった。そして3月26日に、都民に「週末の外出をお控えください。お花見は自粛してください」と “お願い”。この時既に、都内の桜(ソメイヨシノ)は七分咲きぐらい。コロナも怖いが当然多くの都民が「ちょっと散歩して控えめに桜を眺めるぐらいはしたい」と思っていたところ、天気予報が「連休中は荒天。大雪のおそれも」と告げる。ソメイヨシノが咲いてる真っ最中の東京に雪、というのはこの50年間に約一度(1988年)しかなかったのに。(厳冬がなかなか明けなかった年や、4月下旬に降雪のあった年などは、幾度かある。)いかなる異状を予測(予定?)してるかは明白なのだったが、世間は目先のコロナ騒ぎに気を取られて(普段から政府とマスコミの言うことやることをあまり疑わないという生き方をしてるもんだから)今回のわかりやすすぎるワザトラな天気を話題にする人はほとんどおらず。
さて、果たして、翌日27日金曜には、東京じゅうに謎の強風が吹き荒れた。地表に広く吹きつけるのではなく、まるで空の斜め上から街路樹あたりの低みだけをめがけて吹き下ろすかのような、地面すれすれにばかり来る不思議な感じの風だった。台風ほどには強くないのに、閉めきった屋内(特に一階の室内)にまで厚いカーテンの隅の隙間から入り込みすぎる不気味な鋭い風だった。桜の花を散らす目的で吹く風としか思いようのない強風だった。
その人工風?の甲斐なく枝上の桜花はまだ残っていたが、翌28日土曜、上空を飛び回る謎の飛行機。(先述した通り、12、1、2月を通して飛行機はとても少なかったのに。)午後から雨。夜には土砂降り。そしてついに翌29日日曜、桜を台無しにする降雪!!!

同年4月以降 降雨の後に、さっぱりしない不気味な湿っぽさを私マリは戸外でも室内でも感じるようになった。(もちろん、気のせいかもしれないが。)消毒用アルコール不足な中、安価に大量に作れる次亜塩素酸水にもコロナ殺菌効果があるのじゃないかと云われていた時期だ。
冗談半分で私は「この国の支配者の判断で、東京とかの上空から時々次亜塩素酸水を撒いてるんじゃないの? あたしたちを救うためじゃなく、単にオリンピックをどうしてもやるためにさ」と周囲に言った。そういう場合、事前に航空機音がさかんだったりした。
本当のところはわからない。しかし、十年来のアジサイ愛好家(鎌倉のアジサイ寺めぐりが好き)である私マリは、近所の咲き始めたアジサイに、異変をみてとった。例年、ブルー系が八割以上なのに、この年に限って、ピンク系が半数以上なのだ。念のためにググってみたら、「土壌が中性やアルカリ性に傾くと、同じ株でも花色が赤系になる」と。つまり、上空で微酸性(pH5~6.5)よりも弱酸性(pH7付近)寄りの次亜塩素酸水(食塩とかから作ってるのかな)を撒いてくれちゃってる場合、アジサイは水色よりもピンクが多く咲くのだ。
真夏に入っても、例年に比べてアブラゼミ・スズメ・カラス・ゴキブリ等が極端に少なかった。ノラネコも減った。彼らもウイルスにやられたのか、それとも不自然な雨のせいなのか、まったくそれ以外の要因によるのか。支配者たちは生態系がぶっ壊れない範囲内でせっせと日本を殺菌消毒してくれちゃってるみたいだ。これは秋まで続いた。(なお、床掃除の時とかに嗅ぐ塩素系漂白剤っぽい異臭も広く戸外で嗅いだような気もしたが、これについては私の鼻がたまたま変だったのかもしれないし、何とも結論づけられない。)

2021年1月より、日本の気象庁は、生物季節観測を見直し、特に動物観測を完全廃止。「予算削減により」と説明しているが、気象操作の証拠をできるだけ隠滅していこうという意志の表れ?