このレビューはネタバレを含みます
点描は勿論素晴らしいのだけど!
ストーリーにグッときた。
何故だか骨を噛めなかった、お葬式では泣けなかった女の子。
私も子供の頃亡くした伯母の亡骸を前に、触れられなかったこと、それをずっと後悔していたことを思い出した。
それは初めてのことで、自分でもよくわからなかったのだけど、恐怖でもあり、死を受け入れられなかった、という気持ちだったのかなと。
まるで夢の中の出来事のような点で描かれる美しい景色は、そのアンニュイな子供の心を表しているようで、見終わった後も余韻が残りました。