ふじこ

エスケープ・ルーム2:決勝戦 エクステンデッド・エディションのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

直接の続編だからか、前作のおさらいから。

前作ラストで生き残ったゾーイとベンの2人が、ゲームの主催者であるミノス社へ復讐の旅へ出るところ。
じゃあ次は飛行機墜落させたろ!ってシミュレーションで練習していたけどゾーイは飛行機恐怖症なのでやっぱり車で出掛ける事に。
目的地のビルに到着するも、既に閉鎖されておりもぬけの殻。そこで出会った男に母親の形見を盗まれて追い掛けた地下鉄で急にゲームスタート。
切り離され廃線に送られた列車には何人か人が乗っており、車体に電気が流されて慌てる内、彼らもかつてゲームを生き延びた元参加者だった事が分かる。
それが今回の”参加者の共通点”であり、イマイチ感しかないサブタイトルの”決勝戦”と言う事なんだろう。


ま~…正直、前作の方がまだ良かったかなあ。
謎解きシーンは地下鉄や銀行はまぁ良かったんだけど、次の砂浜やら酸の雨やらは ふ~ん、て思ってる間に勝手に話が進んでいた。何と言うか、ワクワク感がないというか。特に酸の雨のヤツはどうすれば正解だったんだ…?

冒頭から少し示唆されていたミノス社の人のご家庭の事情がチラチラ出てきて、最後にはそれがドーン!となるのだけども言ってしまえば 別にどうでもいい~~ってゆう…。
なんか急に出てきて、幸せ家族かと思いきやそうでもなくて、母親が殺されて、父親に監禁されながらゲームの部屋作りをさせられていて、その部屋から出る為には部屋の外に協力者が必要で、ゾーイを連れて来てなんとか脱出して父親を逆に閉じ込めてゾーイを逃して、やれやれと思いきや実は娘が母親を殺したのであってついでに父親も殺す。
…っていう、要素多すぎ~~!全く興味ないよこいつに!
実は娘が母親を殺していて自分を価値を証明した、っていう要素、面白いか?制作側の どや?意外やろ?感しか感じないんだけど…。繰り返し言うけど、ぽっと出のこの娘に興味の持ちようもないし…。

書いてて思ったけど、そもそも主人公のゾーイ自身にも特に魅力がないのである程度キャラクター性がないとつまらないこの手の作品にはちょっと辛いんだよな~~。前作の”なんか急に自分勝手に行動するキャラ”だった時の方がまだキャラ立ちしてたと思うわ。

別にクオリティが低いとか安っぽいとかそんな訳じゃないので、ただただもうちょっと面白く出来なかったのかなと残念だったなあ。
ふじこ

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