ベニチオ・デル・トロさん、ジャスティン・ティンバーレイクさん、アリシア・シルヴァーストーンさんという個性派揃いのキャスティングで魅せる。
しかし…毎回言っているけどかつては全米ティーンの憧れだったアリシアさんの劣化ぶりに複雑な感情を抱いてしまう…。
事件を追うエピソードと夫婦のプライベートや相棒との関係性を挟み飽きないように工夫している印象ですが重厚さが失われているという不満の声もありそう。
奥さんが意外に事件の解決に一役買っているところや、若そうな風貌なのに意外と年食ってる相棒や上司や同僚などとの関係性を厚く描いています。
捉えどころの無い事件かと思いきや、不動産売買や麻薬などを絡めて複雑そうにしている。しかし…重厚なミステリーかと思いきや、中盤は主人公の過去や精神的な脆さなどちょっと趣きが変わった印象。
ちょっとミスリードをし過ぎて視点がボヤケてしまったような…。
主人公がアリシアさん演じる妻の浮気を疑うけど今のアリシアさんじゃなぁ…ちょっと説得力に欠ける…。
狭い町での事件というのがキーポイントであり、プライベートでも関係者に逢う可能性が高い。でもあんなに有名な家族なら今まで知らんというのはムリがある…。
一度疑念を抱くと幸せだった事が、そうじゃなくなるというのはスゴく分かる。
あんまり主人公の過去が話に活きてるとは感じませんし、結局のところ散々煽って行き着くところはそっちかぁというなんか残念感が…。
終わってみればよくある流れのミステリーというよりサスペンスでしたが、ベニチオ・デル・トロさんの重厚な演技に助けられていた作品と思います。
