ボトムズのOVAの1本。幾つかある中では今作が一番好きかな。
テレビシリーズのラスト・クエントのエピソードの、更に後の話となる。
確かにテレビシリーズが綺麗に終わったのに、こんなトンチキな物語が追加されるのは野暮かも知れない。いや間違いなく野暮だ。
でもこのトンチキ具合が実に80年代OVAっぽい。エルガイムのOVAとか時代を象徴している。
クエント消滅後にどっかの惑星に流れ着いたキリコ達。バトリングが行われる街では凶悪なATが暴れてる。
ラダァの乗るエクルビスだ。ラダァの濃いキャラもタマラン。エクルビスはギーガーのエイリアン風味の頭部で、正直言ってボトムズの世界感にはマッチしていない。まぁでも80年代ってそういうものだ。
キリコにバトリングの参加要請があるが、ロッチナ指揮下のバララント軍が裏で糸を引いている。ラダァも実は軍に雇われているが本心はレッドショルダーへの復讐。
キリコはフィアナを人質に取られラダァと戦うことに。
ここで普通にバトリングをしてくれても良かったのだが、改造人間のラダァは陸上戦艦と一体化し襲ってくる。ビジュアルとしては派手だけど、シンプルにATでのステゴロが見たかったよ。
エクルビスは世界感がズレてるが、キリコの乗るスコープドックのライトカスタムや、シャッコの乗るベルセルガイミテイトなどは大好物。カスタマイズ機ってのが燃えるよね。
ゴウト。バニラ・ココナの3人が出てるのも嬉しい。