今まで観てきた作品の中でも最っっっ大級の映画体験で、初めて観るのがテレビでなく映画館ってのもとても忘れられない経験になったと思う。
結末がどうなるとか、どんなシーンがあるってのは何となく知っていたけれど、話のつながりの中でのジャックとローズの愛や、タイタニック号でのいろんな人の物語が重厚に心に残って、ハンカチがおしぼりになるくらい泣いた。
ジャックがカッコいいってのはよく考えんでも本当そうで。あの紳士さと、機転の効きようと、少年らしさと、逞しさと、愛しさと、、まじでいいとこを取り上げたらきりがないってくらいジャックだった。最高だった。1番しびれたシーンは、やっぱりタキシードを身に纏ってローズを迎えるところかな、いつも違う格好で、雰囲気だとさらにときめくんかぁ、って分かった。いや、やっぱりラストのシーンかな、すんごい危機的状況の中でも引っ張っていく姿がめちゃくちゃ信頼でしかなくてかっこよかった。
そんでローズは美しいし、何だかんだ強くて賢くて素敵な人で、だからこそジャックも甲板で一目惚れしたんだろうなって思った。ローズばあちゃんがたくさんの写真を船に持ってきてるのも、写真を見て、今までの人生に誇りを持って生きてたんだな、って思えてそこでも感動した。ローズばあちゃん長生きしてくれ。
弦楽器の人たちのシーンもすごい素敵で心に残ったし、設計者の人は本当に無念で心が痛かった。船長なにしてんねん、、誰もタイタニックが沈むなんて思わずに楽しい旅だと思っている序盤のシーンが切なくて、なんでこうなったんだろ…て今でも思う。船の沈み方の説明通りに、本当に垂直になったり、折れたりして沈んでいく様が恐ろしかった。あんなでかいものが垂直になってて、先端に人が掴まってるとか普通考えられないし、水に襲われそうなシーンとか本当怖かった。死を目の前にした人の行動も怖いし、みんなが冷静でいられなくなっている中でのジャックの冷静で早い行動はすごかった。大型客船に乗ることは今後おそらくないと思うけど、普通の生活でもこの映画で感じたことを心に置いておくことでなんか豊かに生きていけそう。
