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さよなら。いつかわかることのcatmanのレビュー・感想・評価

4.0
切ない。泣ける。このところ立て続けに見た「実話を基にした感動の名作」が自分に響かないのは、少なからずそこに作為や欺瞞を感じてしまうから。天邪鬼なので。
この物語(フィクション)にあるのは淡々と流れる時間とそこで起こる事象と主人公の心理描写だけ。戦争の虚しさをそっと訴えてはいるけど、感動的なスピーチも無いし人生における教訓が示唆されるわけでもない。イーストウッドによるテーマ音楽は、素朴な旋律が美しい静かなピアノ曲。この映画の作風そのもの、じんわりと染み入る。マリサ・トメイ大好きです
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