えびちゃん

猫に裁かれる人たちのえびちゃんのレビュー・感想・評価

猫に裁かれる人たち(1963年製作の映画)
4.0
ジャケ買いならぬ、タイトル買いよ!そして買って大勝利!だいすき!猫に裁かれたい!
サングラス外した猫に見つめられると、偽善者や嘘つきは紫に、泥棒はねずみ色に、浮気者は黄色に、恋愛中の人は赤になる、という…。物語は猫を殺したい大人vs.猫を守りたい子どもたちの対立に。子どもが印籠のようにねこ持って練り歩くシーンがめっちゃ良い。
ザ・60'sアート映画なので好き嫌いぱっくり別れそう…、チェコ・ヌーヴェルヴァーグではないらしい。『アンナ』がわりと似ているかな。ミュージカルではないけど『ララランド』、『ロシュフォールの恋人たち』やジブリ映画ぽさもある。ストーリーに特段のひねりがあるわけではないけど、かわいくておしゃれで素敵なおとぎばなし。こういうしあわせな作品をさ、永遠に観ていたいよね…。
チェコ、チェコスロバキアっておもしろいなぁ。前に貸してもらったイジー・メンツェルも最高だったし、シュヴァンクマイエル先生や、『ひなぎく』もずいぶんパンチ効いてますし。発想が一段飛ばしなんだよな。いつか行ってみたい国である。
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